お金持ち?それとも投資ベタ?手元資金を持て余す会社ランキングとは?
企業の財務状況や健全性は、就職先企業に求める大切な要素です。
それが分かれば、安心して入社できるのではないでしょうか?
東洋経済オンラインに掲載された「カネを貯め込んでいる会社ランキング」をまとめました。
財務の健全性を示す指標は『ネットキャッシュ』と言い、「現預金と短期保有の有価証券の合計額から有利子負債を差し引いた額」で算出します。「企業の実質的な手元資金であり、これが多いと財務的な安全性が高いとされ、不況に対する抵抗力が強い」と言えます。
このランキングは、約3500社の上場企業を対象にし、「ネットキャッシュを100億円以上持ち、有利子負債依存度が10%以下の会社のうち、それぞれの「総資産」に占める割合(純現金総資産比率)の高い300社をランキング」しています。
さっそくランキングを見てみましょう。現金純資産比率→ネットキャッシュ→平均年収と記載しています。
1 オンコセラピー・サイエンス (バイオテクノロジー)
純現金純資産比率95,9% ネットキャッシュ176億円 平均年収466万円
2 ザインエレクトロニクス (電子機器) 比率85,8% 102億円 平均年収604万円
3 GMOペイメントゲートウェイ (金融サービス) 比率82,8% 203億円 平均年収593万円
4 日本M&Aセンター (他産業サービス)比率77,0% 106億円 平均年収1,412万円
5 カカクコム(メディア)比率76.1% ネットキャッシュ248億円 平均年収664万円
6 ウェルネット (金融サービス)比率75,9% ネットキャッシュ146億円 平均年収551万円
7 コロプラ (通信サービス)比率73,6% ネットキャッシュ347億円 平均年収603万円
8 創通 (メディア)純現金純資産比率72,6% ネットキャッシュ158億円 平均年収548万円
9 ACCESS (通信サービス)比率67,8% ネットキャッシュ240億円 平均年収750万円
10 大和冷機工業 (設備機器)比率67,7% ネットキャッシュ358億円 平均年収407万円
土地や建物などの固定資産をあまり持たない会社が上位に入っているようです。
3位の「GMOペイメントゲートウェイ」 と6位の「ウェルネット」は決済代行を主体とした金融サービスなので、「純現金純資産比率」が高いのも納得です。
手元資金が多いと安心できる一方、総資産に占めるキャッシュを持つ割合は業種や事業内容などによって異なります。記事によると「ネットキャッシュが潤沢であるにもかかわらず、成長が止まっていたり、株価が低く時価総額が大きくなかったりする企業は、成長のための投資や株主の還元という意味で、手元資金を持て余している」という見方ができます。
今回ご紹介するのは、3位にランクインした「GMOペイメントゲートウェイ」です。
なぜ仕事ぶりが優秀なのかについて語っている仕事紹介です。
Google Gold Awardを2年連続受賞を記念し、
自社の優秀な仕事ぶりの成功事例や実績について語っています。
「賞」を獲得していることで、説得力が倍増していますし、
自社をPRする宣伝効果は非常に高いと思いました。
優れた仕事ぶり1点だけに焦点を当てて語ると、
どうしてもスノッブな印象を受けてしまいますが、
仕事を頼みたい人にとっては優れた人材や仕事ぶりを
「非常に安心して依頼できる会社」としてアピールできています。
「賞」に便乗して「自社をPRする動画」を作ることで、費用対効果が抜群です。
さすが、貯め込んでいる会社は一味違いますね。
経営の安定した会社に入社したい学生さんはランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか?