モノづくり日本の大企業が勢ぞろい。企業の行き末は日本の縮図だった!?
東洋経済オンラインに掲載された『今度は「従業員を減らした500社」ランキング』からトップ10をまとめました。
このランキングは、5年前の「従業員数」と「売上高の増減率」を現在の「従業員数、売上高」と比較し、従業員数の減った順にランキングしています。現在の従業員数は「直近本決算末の従業員数(2013年10月~2014年10月期)」を元に算出しています。
1 NEC (↓ 42,413人減 売上高28%減) 従業員数100,914人(5年前より30%減)
2 日立製作所 (↓ 41,071人減 売上高4%減) 従業員数320,725人(11%減)
3 ソニー (→ 30,400人減 売上高0%増減なし) 従業員数140,900人(18%減)
4 パナソニック (→ 20,461人減 売上高0%減) 従業員数271,789人(7%減)
5 アーク (↓ 15,128人減 売上高83%減) 従業員数3,334人(82%減)
6 マブチモーター (↑ 13,196人減 売上高17%増) 従業員数28,132人(32%減)
7 日産自動車 (↑ 12,734人減 売上高24%増) 従業員数142,925人(8%減)
8 パイオニア (↓ 9,922人減 売上高11%減) 従業員数22,193人(31%減)
9 ユニデン (↓ 8,130人減 売上高58%減) 従業員数1,703人(83%減)
10 東京電力 (↑ 6,762人減 13%増) 従業員数45,744人(13%減)
5位のアーク、7位の日産自動車、10位の東京電力以外、
従業員を削減した10社中7社が「電気機器」を業種としたメーカーです。
トップ1位から4位までは独占状態。
記事によると「M&A(合併・買収)のほか、経営が芳しくなかったり、グループ再編の一環で不振事業や本業との関連が薄い部門の整理を進めている会社が上位にランクイン」しました。
従業員を減らした会社の新卒採用はどうなっているのでしょうか?
今回はランキング2位の日立製作所を紹介したいと思います。
2015年は技術系500人、事務系100人を予定しています。
2011年2012年には技術系600人、事務系150人を採用していますので、
150人ほど採用人数が減っています。
子どもたちと未来を創造させる白い建物が爽やかな始まりですね。
社会イノベーションの実現に向けて、自社の技術力と事業領域の広さで
インフラ整備などに取り組んでいく姿勢がみえます。
ランキングを知った上でこの動画を見ると、
大きな事業をやっていこうと言う意気込みが見える反面、
日本で培った経験を途上国で行って成長していこうとしているようにも思えます。
既に成果のある事業を他国で成長させる感じでしょうか。
まるで過去に実績のあった公共事業を繰り返す日本の縮図のようです。
「既に出来上がった社会」に「新しいモノ」を生み出すことは非常に難しいですが、
新しいモノづくりへの挑戦が求められているようですね。
待遇の保証や安定を求めて入社しても、将来的な安泰は保証されませんが、
大組織の中でチャレンジしていけるタフな学生さん、
新しいモノを生み出して世の中に貢献したい学生さんの方が活躍できるかもしれませんね。
日立製作所の新卒採用サイト