曇り空続きのお天気で、太陽が恋しい今日この頃ですね。
本日は力の入ったなかなか珍しいドラマ仕立ての会社紹介動画を見つけたので、
元気よく考察していきたいと思います!
15分と長めですが、豪華な動画をまずはご覧ください!
▼三菱倉庫 会社紹介ドラマ動画「倉庫・国際輸送」編
■Good1【ドラマ制作から感じる経済力】
約15分のドラマ仕立てという豪華さにまずは注目!
クオリティも、車の教習所で使うような中途半端なものではなく、
けっこう観ていられるものだと思います。
演技のレベルからすると、社員ではなくきちんと役者さんを起用したのでしょう。
撮影場所もバラエティに富んでいて、
制作期間も費用もけっこうかかったのではないでしょうか。。
大手企業だからこそできる気合いの入った動画かもしれません。
■Good2【細部のこだわりから伝わる職場の臨場感】
シナリオは予想した通りのサクセスストーリーで、まあ普通かなと思うのですが、
仕事をしないとなかなかわからない専門用語や、地名などがちりばめられていて
入社した後のイメージがとてもしやすいと思います。
ドラマの中には実際の仕事風景らしきシーンが盛り込まれ、
職場の緊張感や仕事の面白さが動画を通して感じ取れるようです。
途中、食事シーンで出てきたお店までリアルな店舗だったらすごいですね。。
■おしい!【ターゲット設定とコスパはイマイチ】
そもそも三菱倉庫さんのターゲット学生とはどんな人物像でしょうか?
動画の女性ようにバリバリ働いてくれそうなタイプで、
昼夜を問わず仕事に打ち込めるまじめでタフな人ではないかと思います。
きっと他の大手企業や外資企業も就職の視野に入れている、ビジネスマンの卵ですね。
一方、「ドラマ」が好きなタイプとは?
なんとなくテレビや雑誌を広げる、受動的なタイプのほうが多いのではないでしょうか。
こう仮定すると、三菱倉庫さんのドラマ制作はちょっとミスマッチのような気もします。
さらにもったいなく感じるのは、このドラマの使いどころです。
説明会で上映するために制作したのであれば、
現場でバリバリ働いている素敵な先輩社員のプレゼンで
十分学生の満足度は高められるはず。
webで公開するために制作したと考えるには、
採用HPが一昔前のデザインなので、どうもギャップがあります。
そして15分という長編作は、高い離脱率の懸念もあります。
じっくり観ると良い動画ですが、
使いどころとその効果はイマイチなのではないでしょうか。
◎まとめ
いかがでしたか?
採用の用途だけの目的で作ったのではないかもしれませんが、
せっかく作ったのにちょっともったいないかも・・・!と思わせる作品でした。
今回もすぐにマネしたいポイントをまとめてみました。
☑長編ムービーで、働く姿と環境をたっぷり見せる。
☑ターゲットはどんな学生なのかを意識して制作する。
☑動画だけにとらわれず、採用予算をかけるポイントを吟味する。
動画制作会社がこんなことを言うのもなんですが、、
良い動画をつくれば必ず採用成功に結びつくというわけではありません。
当社では動画制作から、採用手法のアドバイスまでいたしますので
お気軽にご相談くださいね!