今年の人気企業ランキングで、ライバルJALを抑えて、ANAは堂々の1位!
ANAといえば毎年必ず上位にランクインする人気企業です。
(※参考 https://service.gakujo.ne.jp/data/ranking201604)
しかし、そんな大企業の創業期は決して華やかなものではありませんでした。
今回は採用説明会でも使用できそうな、ANAのグッとくる企業CMを
ご紹介したいと思います。
▼ANA 全日空 企業CM 「きたえた翼は、強い。」篇 Full Story
■Good1【大きな会社の小さなスタート】
1952年、世界でもまだ例のない純民間航空会社は
役員12名、社員16名、ヘリコプター2機という規模からスタートしたそうです。
国を代表する航空会社としてはJALがありますから、
自分たちでなんとか運営していかなくてはなりません。
安全な飛行技術も今ほど確立していない時代ですから
技術的な苦労もたくさんあったと思われます。
この動画には、現在の大企業の姿からは想像できないANAの歴史が描かれています。
華やかな航空業界の根底にある、泥臭い挑戦の歴史と意思が
短い動画に凝縮されているようですね。
採用のための動画ではありませんが、
「大手企業≠安定企業」であることが伝わってくる、気持ちが引き締まる動画です。
■Good2【古い写真・映像を駆使した重厚感】
長い歴史を持つ企業はそれだけで信頼度が高まります。
この動画がカッコいいのは、空を飛んでいる映像がたくさんあるからではないですよね!
創業期の白黒写真や、映像がたくさん盛り込まれているからです。
映像も鮮明に描かれているので技術の発展が良くわかります。
どの社員も緊張した表情で取り組んでいるのもグッとくるポイントです。
技術や制服のトレンドなどが変わっていく中で、
社員の中には変わらないANAの挑戦するDNAが受け継がれているようです。
また、一貫して落ち着いた音楽とナレーションが入っていることにより
歴史のつながりを感じさせ、さらに未来につながることを意味しています。
多くの人に知られていなかった歴史を振り返りながらも
未来に向けたメッセージを放つ良い動画ではないでしょうか。
◎おまけにもう1本!
さて、上記の動画とは良い意味でギャップのあるANAの動画を見つけたので、
ピックアップいたします!
▼アガる!ダンス動画~ANAスタッフ版~
■Good 【きちんとした業界だからこそ、気さくな雰囲気が良いギャップに】
2015年夏のキャンペーンのひとつで、ダンス動画を募集していたそうです。
(※現在は終了 http://www.ana.co.jp/promotion/ana-jsb3/contest/)
こちらの動画はそのキャンペーンのモデルとして、ANAの社員が踊ってみた動画。
採用とは無関係の動画ですが、採用の場面でも使えそうな気がします。
いつも身だしなみをきちんと整え、時間の遅れなど絶対に許さないはずの業界の社員が
職場で踊っているのはなんだか好感が持てますね。
サラッと踊ってしまえるのも、民間企業であるANAのDNAなのかもしれません。
こうした企画をぜひ取り入れていただきたいのは、
銀行員、研究職など、ちょっと堅苦しく見られる職種を抱える企業。
ユーモアのある一面をアピールすることで、学生に違った印象を与えることができます。
■+ワンポイント!【ドキュメンタリー風の動画で空の厳しさを伝える】
ANAほどの入社倍率の企業ならば、採用に力を入れるよりは
社員の育成やフォローに力を入れたほうが経営に貢献できると思われます。
特に若い世代の方にはやく機長の座についてもらって、
飛行機の便数を増やしていただけると良いですよね!
採用活動にさらに力を入れる場合は、動画を使い、
華やかな職場のイメージとは違う場面を見せてあげるのはいかがでしょうか。
厳しい訓練に励む社員の姿や、トラブル対応にきびきび動くCAの姿を見せたり、
飛行時のアクシデントを機長の判断で乗り越えるような難しい場面を描くことで
航空会社に勤める責任感が必要であることを伝えることができると思います。
どちらかというと「惹きつけ」ではなく、「見極め」と言われる採用手法ですね。
他の航空会社に先駆けてそんな動画があると、
またひとつANAのランクが上がるのではないでしょうか。
◎まとめ
今回は航空会社という他の企業が参入しにくい業界の動画でしたが、いかがでしたか?
業界が違っても、すぐにマネできるポイントをまとめてみました。
☑順風満帆な今こそ苦難のスタートを語ってみる。
☑歴史を語るなら創業時の写真・映像はフル活用!(日頃の保管もきちんと!)
☑堅め業界はあえてユーモアをアピール。
特に創業時の資料関係は、日頃からまとめておくと便利ですよ。
社史制作や周年イベントなどがあれば、長く勤める社員さんに声をかけて
ストックを増やしておきましょう。
採用も歴史ムービーも得意です!
動画制作のご相談はいつでもご相談くださいませ。