採用動画に求められることとは何でしょうか?
もちろんいろいろありますが、「なんとなく会社のことが分かったような気がする」ということも大事なことの一つです。
この目的を達成するためによく使われるのが、社内の風景を写しだしたり、社長や社員にインタビューしたりすることです。でも、それってありふれてもいますね。
そこで、今回はそれらを一切使わず会社のことが分かった気にさせることに成功している採用動画を紹介しましょう。
失礼ながら、さほど予算もかかっていないような気がして、費用対効果はとても高いように思います。
その採用動画を作ったのは、工場用やロボット用のケーブルなど、製品開発から販売まで手掛けるFAケーブルメーカーの太陽ケーブルテック株式会社。
さっそくご紹介しましょう。
ここがいい01
アイディアが面白い!
ただ単にケーブルを持った社員さんが足踏みをしているだけです。
それをコマ撮り風にすることで、面白く、しかも印象に残る採用動画に仕立てています。企画力の勝利ですね。
シンプルな構成だからこそ、印象が強く残ります。
社員さんたちの照れながら参加している様子なども、作っている感じがなく、自然で良いですね。
自社で作ったような印象を与えながら、ちゃんと作っているようにも見える……。
通行人の見切れ具合なども含めて、あえて使っている、さじ加減がうまいと思います。
「何だかちょっと面白い」と印象に残りますし、会社説明会に行ってみたくなりますよね。
ちなみにこちらの会社は大阪の会社です。採用動画にも地域色がありますね。
ここがいい02
ヘタウマなジャンル
印象に残る残らないってありますよね。
この採用動画は印象に残ると思います。感動でも爆笑でもカッコイイでもないのですが、
あえて言うなら、ヘタウマでほっこりする感じです。益田ミリさんの絵をパラパラ漫画にしたような印象でしょうか。
撮影時間も短そうです。さっと撮って編集して印象深いってスゴイと思います。
似たような動画が増えてしまうと、印象には残らなくなってしまいますが、
「肩肘を張らない緩さ」も社員さんが真面目に取り組んでいるから面白いのですね。
真面目さを面白く見せるセンスが光っていて良い動画だと思います。
幅広い就活生にアピールする優れた採用動画だと思いました。