新たな「大学の就職力ランキング」が公表されました!
今回は東洋経済オンラインの2016年5月27日に掲載された「採用実績社数が多い『就職に強い大学』200校」からトップ10をご紹介します。
記事によると、今回のランキングは就職四季報(総合版)の「掲載全社の採用実績から、各大学が会社の採用実績にどれだけ登場しているかを集計」し、新たに作成したそうです。OB,OGの採用実績があるということですね。
それでは早速ランキングを見ていきましょう……
総合順位 区分 学校名 社数 学生数 女子版順位 優良・中堅企業版順位
1位 私 早稲田大学 670 52,424 1 6
2位 私 明治大学 596 32,270 5 3
3位 私 同志社大学 562 29,220 3 10
4位 私 立命館大学 521 35,228 6 7
5位 私 法政大学 514 29,171 8 2
6位 私 日本大学 505 69,658 9 1
7位 私 中央大学 502 27,002 7 8
8位 私 慶応義塾大学 483 33,681 4 19
9位 私 立教大学 462 20,902 2 11
10位 私 関西大学 457 30,211 11 4
1位から10位まで私立の名門校ですね。特にトップ5は難関私大として括られる早慶MARCHや関関同立クラスの大学ですね。
1位の早稲田大学は「13学部を有し、大学院生含め5.2万人の学生数を抱える規模」ですので、人数が多い分採用実績のある社数では有利ですね。記事によると、「採用実績のある社数は670と、回答会社(1163社)の6割に迫る」そうです。「業種別に見ると、早稲田大学の掲載率が最も高かったのは、電力・ガスなどのエネルギー(77.3%)。一方、最も低かったのは、外食やスーパーなどの小売(36.8%)」だそうです。総合版、女子版ともに1位なのですね。
2位の明治大学は「採用実績社数596社と、回答のあった会社の過半が採用」しています。記事によると、「大学通信の調査『就職に力をいれている大学ベスト100』でも6年連続のトップで、『就職の明治』との呼び声も高い」そうです。
総合版と女子版、優良・中堅企業版それぞれ特色が出ていますね。国公立の大学がトップ10入りしていないのでびっくりしましたが、何となくイメージ通りといったところでしょうか。
さて、今回ご紹介するのは総合順位、女子版順位ともに1位に輝いた早稲田大学のキャンパスツアー動画です。会社紹介動画には「オフィスツアー」として社内を紹介するものがありますが、大学キャンパスはどのように紹介されているのでしょうか。
ここがいい01
キャンパスや学生寮がキレイ。街の様子も分かるので親切。
校歌有名ですよね。印象が強いです……。
上からキャンパスを見渡す映像があるので、大学の雰囲気が掴めていいですね。
地方から出てくる学生さんや留学生にとって、
大学キャンパスの様子や街の様子、部活動など雰囲気が伝わるので
動画があると親切だと思います。
留学生の学生寮が出来たてでキレイですね。合気道の様子など留学生に人気があるものを紹介していたり、大学を取り巻く環境が見れるので、大学を選ぶ時の参考になると思います。
もったいない01
テロップだけでは伝わらないこともある
この動画は基本的に建物名や留学生数やクラブ数などの基本情報をテロップで補足しています。その中で、唯一動画と無関係の情報が出てきます。「同窓生がすごい人達だ」と主張するテロップなのですが、分かりにくかったです。
「同窓生:大企業のCEO」と何気ない校舎の風景に表示し、そのあとすぐに出てくる「作家の村上春樹氏」は知識として知っていたので同窓生の話だとわかります。でも、銅像の後ろ姿に「7人の首相」というテロップが出てくるころには、同窓生のテロップが消えてしばらく経っているので、銅像のタイトルが7人の首相なのかと勘違いしてしまいました。「同窓生(ALUMNI)」のテロップは出しておいた方が良いと思いました。
それぞれの大学で、就職する職種や業種、規模など傾向は見られますが、大学名が就職のすべてではありません。就職活動中は学生の皆さんはしんどいことも多いでしょうが、自分がやりたい仕事や働きたいと思える会社に出会えるといいですね。