今回は、採用動画ではありませんが、オリンパスの企業PR動画を紹介したいと思います。
オリンパスといえば写真やビデオ用のカメラしか知らないですが、メディカル・サイエンス・産業用の機器もつくっている会社です。
もともとは1919年、創業者である山本長(やまもとたけし)氏が「国産の顕微鏡を作りたい」という夢を持って作られたようです。
そんな歴史あるオリンパスのPR動画を見てみたいと思います。
まず、目に入ってくるのはひとりの子供と映画館のスクリーン。
そのスクリーンに流れているのが、オリンパスのPR映像です。
動画だけを見せるのではなく、動画を見ている設定まで作り込んだ上で見せるという
一手間かかった作品です。
中身として印象的なのは、会社の業務内容の説明をしていく上で
会話という手法を使っていることです。
本来、映像を見ている人に向かって説明する言葉を
映画館にいる子供に向かってしゃべることで「会話」という手法を使い、会社の説明をしているということです。
言葉の語尾が、〜〜なのよ。とか、〜〜ね。のように堅苦しい「です・ます」ではありません。
従来のインタビューならば、ディレクターが聞き手を行うわけですが(撮影スタッフはあくまでも裏方で姿は見せないのが基本)、
この映像は、聞き手も話し手も、ひとつの映像の世界に落とし込んでいます。そして、それが会話シーンとなります。
子供の素直な問いかけに、優しく答えていく。
映画館にいる人物が、おじさん、お姉さん、だったら話し方も変わってきますし、話す内容も変わってきます。
この場合、子供であるがために、簡単にわかりやすい言葉を選び、
優しい話し方から、会社の優しいイメージへとダイレクトに印象づけます。
なんか分析しだすとキリがないので、この辺にしておきますが、
今日も大変勉強になりました。
ちなみに、もしウチにこんな動画作成の依頼が来たならば、
制作期間2ヶ月、予算350万円ぐらいで制作できるんじゃないかと思います。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。