二強ライバルにどう勝つ?ソフトバンクの会社紹介動画。

携帯電話、皆さんは何をお使いですか?

格安SIMなど、いわゆる大手キャリア以外のスマホのシェアも最近は増えたようですが

まだまだドコモ、au、ソフトバンクのいずれかを使ってる方が多いと思います。

ちなみに、2016年6月末時点でのトップシェアはドコモ。

続いてau、ソフトバンクと続くようです。

*参考 携帯電話番号検索「直近の携帯キャリア3社のシェア動向」

http://denwa-bangou.com/carrier-share

 

今回は大手キャリアの三番手、ソフトバンクの会社紹介動画に注目してみました!

 

▼ソフトバンクグループ 企業紹介映像「SoftBank talks SoftBank」

■Good1【出版事業からインターネット事業へ】

動画は孫さんの強いメッセージからスタート。すぐに会社の歴史の紹介に入ります。

出版事業⇒インターネット事業⇒モバイル事業と、明確な目的で事業が移り変わったことを、

社員さんがテンポよく紹介していますね。

 

今ではソフトバンクと言えば携帯電話の会社ですが、昔はそうではなかったのですね。

動画の冒頭に興味をひかせる内容をもってきているのは、良い点だと思います!

 

■Good2【3分半の中に、具体的なキーワードが盛りだくさん】

全体的にスピード感があり、内容も盛り盛り。

3分半の時間を感じさせない構成です。

 

孫さんが話していたかと思えば、歴史紹介、そして実績、

事業紹介、働き方、ビジョン、教育…と軽快な音楽に合わせてどんどん紹介が進んでいきます。

 

さらに、単なる雰囲気動画ではなく、実績の際にはきちんとデータも開示。

どれだけ社員が増加したのかも、7年間で2000人から2万人と言われると、

勢いのあることが伝わります。

教育についても、ただ「うちは力を入れていますよ」ではなく、

「ソフトバンクアカデミア」という仕組みがあることを伝えることで

視聴者を納得させています。

 

最後の、「ソフトバンクは、情報革命で、人々を幸せにする、会社です」

というメッセージは、「何で何をする」のが目標になっているのかが明確。

今後もスマホ事業だけでなく、視野の広い企業であることを感じさせますね。

動画はペッパーくんもまだ登場していない頃の作品(2012年制作)なのに、

今見ても十分ソフトバンクの真髄が伝わる内容です。

 

■おしい!【ライバル企業(KDDI)と似た構成になっているのが残念】

そういえば先日はKDDI(au)の動画をピックアップしたのですが、

ご覧いただけましたでしょうか?

なんとなく、2社の動画が似たような構成になっているのはお気づきでしょうか。

歴史の紹介から動画がスタートしたり、社員さんが多めに登場したり、

音楽も軽快で、最後はグローバルを語るという…。

 

同じ業界なので、同じようなビジョンを描くのは想像がつきますが、

学生もまた、志望する企業が業界の中でどんな立ち位置であるのかを

見定めていることに気がつかなくてはなりません。

 

業界内のポジショニング、マーケティングの考え方も

頭に入れながら、動画を使用して広報していきたいですね。

 

(補足をしますと、ソフトバンクの動画のほうが制作が早いので、

もったいない動画はKDDIのほうだと感じています。。)

 

◎まとめ

いかがでしたか?

さて、今回もマネしたいポイントをまとめてみました。

 

☑オープニングは意外なスタートで興味をひく。

☑具体的なキーワードをたくさんちりばめる。

☑制作前に競合の動画はチェックする。

 

最後の3つ目は、言うまでもないことかもしれませんが、

制作することが決まったらまずは確認しておきたいですね。

 

ちなみに、ソフトバンクは採用サイトの社員インタビューの数がすごいです!

採用活動のヒントに、ぜひご覧ください。

ソフトバンクグループ株式会社 採用サイト

http://recruit.softbank.jp/graduate/