東日本大震災。熊本地震。
火災や自然災害の際、危険な現場に命をかけて飛び込む消防隊員の方々。
金や名誉やキャリアアップのためではく、危機に面した誰かを救うという仕事。
そんな命がけの職業はどのように就職先としてアピールされているのでしょうか。
今回は日本各地の消防局職員さんを特集した動画をご紹介します。
まずは「福岡市消防局職員募集」の動画です。
ここがいい01
群を抜いてカッコイイ
色々と消防隊員募集の動画はありますが、すごく出来がいいと思います。
訓練の様子カッコイイですよね。かなり劇画チックに作られています。
危険な現場にも飛び込む姿をカッコよく魅せることで、「使命感」と「志望者の憧れ」を
うまく見せています。実際の様子が垣間見える「さじ加減」が良いと思います。
リアルすぎる災害現場はホントに怖いので……。
2分50~登場するマスコットキャラクターの「ファイ太」くんが出てくるあたり、
ゆるっとしていて地元に近い仕事でもあるんだな、と実感できますね。
次にご紹介するのが、京都市が公開している消防士になるための、「京都市消防学校」の様子を紹介した動画です。
ここがいい01
働いている自分を想像しやすい
現場の厳しさに対応できるように、「体力」と「精神力」を鍛えている様子が伺えます。
消防士を目指す女性もいるのですね。応援したくなりました。
こちらの動画は、「憧れ」をあおるのではなく、消防士の訓練課程を紹介することで
「消防士の訓練を受ける自分」を想像しやすい作りになっています。
兵庫県宝塚市の消防職員募集動画です。
ここがいい01
意外性。
作りがポップですね。サッカーボールをつないで、色々な部署を紹介しているようです。
とにかく、運動神経がよくて、リフティングができるまでトライする頑張り屋の集団ですね。
ノリが軽く見えますが、職場は楽しそうに見えますね。
次にご紹介するのは、東京都が公開している「東京消防庁エアハイパーレスキュー紹介映像」です。
ここがいい01
知らない人への紹介にはいい
「消防ヘリコプター」や特殊な機材を持った「航空消防機動隊」という部隊があるのですね。
地上から近づけない現場で活躍するそうです。
航空消防機動隊の紹介ですが、機材や設備などの紹介に特化しています。特殊車両が好きな人にはアピールできるのかもしれません。
3分30秒以降に実際に現場で使われた映像などがあるので、やっと活動内容が実感できます。エアハイパーレスキュー紹介なのですが、「臨場感」や「使命感」などを足した方が、多くの人にアピールできるのではないでしょうか。
またまた、東京都が公開している「消防救助機動部隊」の動画をご紹介します。この動画は海外向けに作られているので、ナレーションが英語です。
ここがいい01
優秀さをアピールしている動画は意外に少ない
これは海外向けということもあり、「災害救助のスペシャリスト」をアピールしています。
機材や人の災害現場での技術などを紹介しています。「優秀さ」をアピールする日本では珍しい作りの動画です。
優秀さをアピールした採用動画にすると、鼻に付くのかも知れませんが、
消防隊員さんのような命がけの仕事にはアピールできる作り方なのではないでしょうか。
2分30秒からの隊員さんの誠実さ、勤勉さが伝わる良いインタビューですね。
「命を任せて大丈夫と思える」安心感は大切な要素ですね。
いずれの動画も「使命感」や「やりがい」「カッコよさ」「憧れ」などを強調することで、志願者にうまくアピールされていました。
うう、、改めて、消防士の皆様、これから消防士を目指すみんな、ありがとうございます!!