OB・OG訪問したら必ず聞くべき質問とは? 平均勤続年数の読み解き方!
東洋経済オンラインに掲載された「就活生必見!平均勤続年数トップ200社」をまとめました。
まずはランキングをご覧ください。
平均勤続年数の長い会社ランキングトップ10
1位 四国旅客鉄道 男女平均24.0年 男子24.4年 女子10.0年
2位 NTTファイナンス 男女平均23.5年 男子/女子NA
3位 東武鉄道 男女平均23.4年 男子23.9年 女子9.7年
4位 河合楽器製作所 男女平均23.3年 男子24.1年 女子19.9年
5位 中国電力 男女平均23.1年 男子23.8年 女子17.5年
6位 丸大食品 男女平均23.0年 男子23.5年 女子14.9年
7位 パナソニック 男女平均22.9年 男子/女子NA
8位 阪急阪神百貨店 男女平均22.6年 男子24.0年 女子21.7年
8位 名古屋鉄道 男女平均22.6年 男子24.0年 女子12.3年
10位 河北新報社 男女平均 22.5年 男子23.1年 女子18.1年
1位、3位、8位に鉄道会社がランクインしています。
平均年数が長いのは良いことですが、この読み解き方が大切になってきます。
ここで注目して頂きたいのは、
女性の平均勤続年数が10年以内の会社と15年以上の会社があることです。
平均勤続年数10年以内の会社は、女性が30代を迎え、
「結婚、出産、育児」のいずれかをきっかけに退社する人がいるのではないでしょうか。
一概に言えませんが、OBやOG訪問の際には、
復職後の進路について尋ねてみるのもおススメです。
平均勤続年数が15年以上の会社は復職後のサポート体制が整っていると
言えるかもしれません。
女性が出産育児を経て、会社に復職した後も、長く勤めることができると言えます。
ワークライフバランスが優れていると言えますが、
ここで注意しなくてはならないことがあります。
復職しやすかったり、産休育休がとりやすいなど女性にも優しい企業にも2種類あります。
参照図:東洋経済オンライン「東大女子が学んでいる「企業の選び方」」より
この表に左側には「男女の勤務状況『均等支援』」上方には「仕事と家庭の『両立支援』」があります。
両方の支援が高い「ワークライフバランス型企業」と
均等支援が低い「マミートラック型企業」があります。
「マミートラック型企業」は、家庭を持ったり、育児をしている女性が
「キャリアアップするレールから外される企業」のことです。
一見優しく見える企業体制ですが、女性の能力を活かしているかや従業員側に働き方の選択肢があるのかは疑問です。
「ワークライフバランス型企業」は、家庭と仕事の両立ができ、女性もキャリア形成を望める会社のことです。
女性の重役が複数いる企業とされていますが、
この女性の重役がいる企業でも、「子どもを育てている女性重役」が何人いるかなどは、
企業データに載っていないことがほとんどなので、
OGやOBを訪問した際にぜひ直接尋ねてみてください。
女性が働きやすい企業は男性も働きやすい企業です。
今回ご紹介するのは、4位にランクインしていた河合楽器製作所の
「カワイ音楽教室」の「せんせいのはなし」と題し仕事について語っている動画です。
「習い事の先生」と言う立場は「子どもの成長」と言う成果を求められるので、
プレッシャーや苦労も多いのだろうと感じました。
先生として親にどう見られているのか、と言ったリアルな悩みを赤裸々に語っていたり、
仕事ノートと思しきノートにびっしりと書き込まれたメモなどを見ると、
正直な先生だな、子どもを一生懸命見てくれそうだな、と親近感がわきました。
ちょっとインタビューのトーンが重くなり過ぎているのか、
仕事の大変さはひしひしと伝わってきました。
先生を目指す方も子どもを預ける親にとっても、
子どもたちからの先生への評価は気になるところだと思います。
明るい一言があると、就職希望者も親も安心できると思いました。
まじめに仕事に取り組む姿勢が子どもが好き、音楽が好きな人にアピールできる
動画だと思いました。