財務データで見る真の企業力とは?トップはあの企業だった!
2015年3月3日、東洋経済オンラインに「最新版!新・企業力ランキング」が掲載されました。
記事によると、「2013年度に続出した最高益企業が2014年度はさらに拡大しそうな勢いにある」そうです。
財務の力は企業活動の基盤となるので、「株式投資、就職先選びをはじめとするさまざまな企業評価でまず最初にチェックすべき点」と言えるでしょう。
第9回を迎える、この「新・企業力ランキング」は
「財務データをベースに企業の真の企業の力を探ろうという」目的で、
東洋経済が毎年作成しています。
「成長性、収益性、安全性、規模の4つのカテゴリーで合計21の財務指標を3年平均し、
多変量解析の「主成分分析」で相対評価を行い、
それぞれの得点を合計して総合ランキングを作成」しています。
この「ランキング対象企業は14年9月1日時点で上場している一般事業会社(銀行、証券、保険、その他金融は除く)のうち
主成分分析用の財務データが取得可能だった3334社」でランク付けを行っているそうです。
企業力の高いランキングトップ10
1位 国際石油開発帝石(昨年→1位)
総合点3,745点 成長性834 収益性941 安全性970 規模1000
2位 ヤフー(昨年↑3位)
総合点3,737点 成長性873 収益性955 安全性990 規模919
3位 富士重工業(昨年↑39位)
総合点3,729点 成長性975 収益性902 安全性852 規模1000
4位 大塚ホールディングス(昨年↑11位)
総合点3,716点 成長性836 収益性903 安全性977 規模1000
5位 ダイキン工業(昨年↑53位)
総合点3,697点 成長性930 収益性892 安全性875 規模1000
6位 デンソー(昨年↓4位)
総合点3,695点 成長性825 収益性899 安全性971 規模1000
7位 日本航空(昨年 -)
総合点3,684点 成長性836 収益性920 安全性928 規模1000
8位 クボタ(昨年↑73位)
総合点3,673点 成長性890 収益性895 安全性888 規模1000
9位 トヨタ自動車(昨年↑16位)
総合点3,654点 成長性862 収益性954 安全性838 規模1000
10位 ファナック(昨年↓2位)
総合点3,648点 成長性742 収益性925 安全性999 規模982
トップは4年連続で国際石油開発帝石です。
この連続トップの4年間は「世界的な原油高の時期とも重なる」ので、
「原油価格が大きく下落してきた今後も好業績を持続できるかどうか注目」です。
9位のトヨタ自動車をはじめ、3位の富士重工業、6位デンソーなど、
10位中3社は自動車系企業が占めています。
今回ご紹介するのは6位にランクインしたデンソーの採用動画です。
3つの動画をつなげて、1つのコンセプトムービーを作っています。
1つ目は車社会の快適さを目指し社会貢献していくことを描いています。
2つ目は世界初の技術など、自社の技術開発力をアピールしたもの、
3つ目は就活生へ向けてのメッセージをメインにした動画で構成されています。
1つ目2つ目の動画を見て、ざっくりとした会社のイメージを掴めたら、
3つ目の就活生へ向けたメッセージが利いてくると思いました。
大都市の荘厳な風景や大自然の雄大さを積み重ねることで、
社会的に重要な仕事をしている雰囲気を感じますし、
デンソーの会社がインサートされることで、
会社の活躍が社会への貢献と結びついているように思います。
「仲間」と言うテロップがあることで、社員を大事にしてくれそうなイメージも付随してきます。
あくまで、コンセプトを表したイメージなので、
企業研究の初めに見るには良いかもしれません。
大きな仕事がしたい学生さんや社会に貢献する仕事がしたい学生さんに
アピールできる動画だと思いました。