安岡正篤著「易学入門」を読んでいて、
蘧伯玉のこの言葉を知る。
《淮南子·原道训》:“蘧伯玉年五十而有四十九年非。”
コロナ禍で、映像制作の現場に、最大の波がやってきた。
ビジネスの非対面化が、映像制作のありようを根本的に変える。
映像制作のコモディティ化が、これまでの何倍ものスピードで進む。
全く新しいタイプの制作者が、全く新しいアプローチで仕事を進めていくだろう。
写真がデジタル化した時のようなことが、映像制作に起きる。
フィルムに執着した人は廃業し、フィルムで得たものをデジタルで展開できた人だけが生き残った。
そして、今、人はデジタルしか知らない。
自分にできることは何か?
自分ができるようにならなければならないことは何か?
自分をどうやって役立てるのか?
残りの12年をかけて、1歩づつ歩む。
デジタル版「実験論語処世談」(67) / 渋沢栄一