最近、仕事を断るケースが増えてきた。
仕事を断ると嫌な気持ちになる。
でも断らないと大切なものを守れない。
だから、断る。
可能な限りスパッと断る。
でも気持ちはモヤモヤする。
申し訳ない。
もったいない。(売上、機会、時間、労力、精神力、、、)
自分の判断は正しいのか?と悩む。
そこで、なぜ断るのか、なぜ断ったのか?その理由を自分に説明するようにした。
すると、その断る理由が、自分の場合は3つに分類できることを発見した。
感情・・・好きか嫌いか。「依頼者を好きになれそうにない」
論理・・・正しいか正しくないか。「依頼内容が正しいと思えない」
熱量・・・制作物への期待が高いか低いか。「依頼によって解決すべき課題が深刻でない」
仕事の依頼を受ける時、予算と納期は必ず聞かれることだ。
だが、予算と納期が本当の理由で断ることはない。
大好きな人から、重要な課題を解決するためのプロジェクトを、情熱的に依頼されたら、
どんなに予算や納期が厳しくともやるだろう。それが仕事というものだ。
そして、そうでない仕事を断らなければ、そんな仕事をやる環境は作れない。
だから、仕事は断らなければならない。
申し訳ない。
もったいない。
と思いながら仕事を断っていると、やがて依頼は来なくなる。
でも、その不安は、間違いなく、よりよい作品を作るためのエネルギー源だ。
良い作品でもっと良い作品を生む。
そんな循環を作る事以外に、生きる道はない。