企業がYouTubeを活用するケースが本格化しています。
以下の表は、グローバルトップ100ブランドが1ヶ月にアップロードする動画の本数です。
なんと43億ドル(約4300億円)もの費用を投じて動画を制作しているそうです。
なぜこれほどまでに動画をつくるのかというと
1)ダイレクトメールの件名に「動画」という文字を入れると、開封率が7%から12%に増えた。
2)サイトを訪れたお客さんのうち、製品紹介動画を見たお客は、見なかったお客より、85%以上購入する確率が高かった。
3)動画をサイトに導入すると、トラフィックが157%も増えた。
とかなりの効果が実証されているからです。
この流れを受けて、日本でもYouTubeを利用し、マーケティングのための映像を作るというケースが急増しており、「え、どうしたらいいの!?」という担当の方が急増しています。
写真はもちろんイメージです。
弊社にも数多くのお問い合わせを頂きます。
しかしながらそのうちかなりの方が「もう二度と映像制作なんかしたくない」という失敗の経験を経て、ご相談頂いていたりします。
写真はもちろんイメージです。
映像業界は昔ながらのやり方のままという会社が多く、制作に関する情報発信は他の業界に比べて遅れています。
そこで、私なりの映像制作会社の選び方をお伝えしようと考えました。
読者として想定しているのは、
1)中小企業の担当者の方
2)外注経験が少ない
3)予算は決して潤沢ではない
です。
これらの前提が違うと、お伝えすべき内容が変わりますので、ご了承ください。
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まず、映像制作会社は、コンテンツを提供しているメディアによって大きく4つ分けることができます。
1)テレビCM制作会社
2)テレビ番組制作会社
3)映画制作会社
4)企業VP制作会社
それぞれ、仕事の進め方、予算などが全く異なります。最初にここを見誤ると、望む結果は得られません。
なお企業VPのVPとはVideo Packageの略で、30年ほど前に映像作品をVHSテープ等でパッケージにして納品していたために使われていた言葉です。
企業VP制作会社は、企業の広報や宣伝、営業、採用などの問題を解決するための映像を制作する会社です。
さて、映像制作を依頼する場合、映像制作会社をネットで検索したり、知り合いに紹介してもらったりする、というケースがほとんどだと思います。ちなみに「映像制作」といったキーワードで表示される映像制作会社のほとんどは、企業VP制作会社です。なぜなら、テレビCM、テレビ番組、映画の制作会社はほとんどネットで受注するということがないため、上位表示されないからです。
これら制作会社の多くは、検索以外の方法で受注します。発注する側のCMプランナーや番組プロデューサー、映画プロデューサーは人脈が仕事で大きな比重を占めるので、その中から選んだ制作会社で十分な成果を上げられないようでは、そもそも仕事にならないとも言えます。
映像を作りたいけど、どこにどう頼んだらいいか分からないというニーズに対応しているのは、企業VP制作会社と呼ばれる制作会社であることを、まずは覚えておいてください。
〜では、どんな企業VP制作会社に頼むべきなのでしょうか?それは次号で詳しくご説明いたします。〜