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世界中で定型化が進んでいることについて

先日、20年ぶりに撮影でインドネシアに行った。

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深夜にジャカルタに着いた。
ここでも誰もがスマートフォンでfacebookやtwitterで暇つぶしする光景を目にした。
空港からホテルまでの風景も、最近行った上海とも広州ともクアラルンプールとも似ていた。

インターネットが始まって、皆がHTMLを手打ちでHPを作っていた時代、HPはバラバラだった。やがて、ブログが登場して、HPの規格が標準化されテキスト情報が定型化された。
それがtwitterの登場で、さらに140文字に定形化された。

そんな中、人間とその行動も定型化が目立つように思う。。
世界中で同じ製品で同じサービスを使っているのだから当然なのかもしれない。
そしてそれが今後も加速度的に進み続けた果てに立ち現れる人間とはどんな感じなのだろうか?

そんなことを考えながら、翌日撮影を行うイベント会場に入った。
VCから投資を募るため起業家がピッチと呼ばれるプレゼンを行うイベントである。

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ステージがあってスクリーンがあって、登壇者はプレゼンテーションソフトを使いながら話をするという形式。
これは世界中で行われている定形である。
その定形の中で、英語という定形の言語を使って東南アジア各国と日本の起業家がスピーチを繰り広げる

日本の起業家は母国で培ったノウハウで東南アジアの未発達で広大な市場を先取りしようとしていた。
これも定型化を推し進める力である。
東南アジアの起業家はアメリカのビジネススクール仕込みの話術とビジネスモデルで市場を取ろうとする。
これも定形である。

世界中が定形化を推し進める。

だからこそ、いかに定形を身につけられているかが問われる。
しかし、定形はそう簡単には身につけられない。
非常な努力と才能が必要だ。
定形が身についていないと、定形とは全くつながれない。

英語という定形をきちんと話せないため、インタビュー撮影でまごついている私のように。

定形を身につけエレベーターに乗り、終点で定形を壊して、新たな定形を作る。
これをひたすら様々な分野で繰り返す。
そんな定形の先に立ち現れる世界を覗いてみたい。


代表取締役
里田 剛

仕事の魅力を映像化することで、中小企業を元気にする企業映像コンサルタント。1993年関西大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。テレビ東京「開運なんでも鑑定団」などでディレクターを勤めた後、TBS「サンデー・ジャポン」でサンジャポフリージャーナリストとして活躍。2006年、メディアフォーユー株式会社を設立し、企業映像の制作を開始。2010年、ITVA-日本コンテストで金賞を受賞。2013年、映文連アワードで準グランプリを受賞。2011年、ドキュメンタリー映画「マジでガチなボランティア」が、ハリウッドの映画祭、LA EIGA FESTで長編映画部門グランプリを受賞。

テレビ、映画で培った制作で、中小企業の魅力を映像化している。

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