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100点の仕事をするということ

最近ようやく気付いたことがある。
自分はアマチュアだということだ。
映像制作を20年もやってきたのに、自分はなんと素人っぽい発想していたんだということが分かって、ひっくり返ってしまった。

例えばこうだ。

私はよくお客さんにDVDをプレゼントする。
映像制作を頼まれて、ファイルで納品した後に、お礼にDVDを作る。
ジャケットも盤面も印刷して、オリジナルDVDということで喜んでもらおうというのだ。
デザインや仕様を自分の好きなように作りたいし、確認作業もしたくない。
だからお代は頂戴しない。
プレゼントして、とにかく喜んで頂きたいのだ。

確かに喜んで頂ける。
感謝して頂ける。

だが、もしかしたらお客さんは我慢しているのかもしれない。

「どうせ作ってくれるんなら、もっとこうして欲しかった。好意でやってもらってるから言いにくいな。」
「いや本当はこういうイメージじゃないんだよね〜まあ無料だししょうがないか…」

このDVDを作るために、当然スタッフが手を動かしている。
終電ギリギリまで作業したかもしれない。
それなのに、感謝のお言葉を頂いても、あまり役に立たない危険性があるのだ。

プロなら、きちんと対価を頂いて、お客さんが100%満足できるもので収めるべきなのである。
そしてそれが実際に使われて、売上が上がったり、良い人材が採れたりして会社に貢献すべきなのである。

なのに自分が好きなように作りたい、その上で感謝されたいなどという素人な考えでいるから、歪みが出る。

仕事は100点を目指すべきであって、150点でも200点でもダメなのだ。その余分な50点や100店は、会社やスタッフによって埋め合わされているのである。
そんな会社が長続きするはずがない。

98点でもなく102点でもなく、きっちりとピッタリと100点を取る。

最初から150点を目指さない。

もちろん100点を目指して100%の力で仕事をして100点は取れない。
100点を目指して150%や200%の力で仕事をして初めて100点が取れるのである。

DVDをプレゼントするという行為は、150点を目指して80点しか取れてないようなものだ。

これからは、きっちりと100点を取りに行く。だれもがやってる当たり前のことだ。
自分は全くできていなかった。

こちらは300%で100点が取れたのでは?と思えた
「おしい!レッドフォックス」のロケ現場である。

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ぜひ御覧ください!

【2014新卒採用開始!】おしい!レッドフォックス完全版【詳しくはマイナビへ!】 from redfox_co_jp on Vimeo.

代表取締役
里田 剛

仕事の魅力を映像化することで、中小企業を元気にする企業映像コンサルタント。1993年関西大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。テレビ東京「開運なんでも鑑定団」などでディレクターを勤めた後、TBS「サンデー・ジャポン」でサンジャポフリージャーナリストとして活躍。2006年、メディアフォーユー株式会社を設立し、企業映像の制作を開始。2010年、ITVA-日本コンテストで金賞を受賞。2013年、映文連アワードで準グランプリを受賞。2011年、ドキュメンタリー映画「マジでガチなボランティア」が、ハリウッドの映画祭、LA EIGA FESTで長編映画部門グランプリを受賞。

テレビ、映画で培った制作で、中小企業の魅力を映像化している。

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