先日、ある企業の採用ビデオを納品した。
とても思い出に残る制作だった。
なぜならこれまでに500本作った中で、最も撮影がやりやすかったからだ。
採用ビデオの制作でキーとなるのは、撮影だ。
文章と違って、映像は撮れたものからしか作れないからだ。
弊社の場合ドキュメンタリーを標榜し、普段の仕事をそのまま撮影するスタイルなので、時に撮影は業務の支障となる。
「特に自分の得になるわけでなし…」
「別にそこまでやらなくても」
「そんなことに許可を出してあとから怒られるのは嫌だし」
という風に思われてしまうことは、まあ、仕方ないことである。
そんな状況であっても、自分が必要だと思うものをいかに撮るのか?というのも確かに腕の見せ所ではある。
しかし、そんなことを考えなくて良ければそれに越したことはない。
会社というのは、やはりそこにいる社員の方々どおしの人間関係がベースにあって動いている訳で、
担当して頂いた方がそんな人間関係を持っていらっしゃるかどうかが現場を大きく左右する。
今回は、そんな方が先頭に立って撮影の段取りや手配を行って下さったので、撮影が非常にスムーズに行なえた。
その結果、
「自然な感じがする」
「人間味がある」
「ありのままの会社の雰囲気が描かれている」
とご感想をいただけるほど、お客様にご満足いただけた。
ありがたや。ありがたや。
納品させて頂いたビデオが、学生と企業のより良いマッチングに役立てれば、とっても幸せだ。