先日、ある先進的な試みで知られる医療法人を訪ねた。
この訪問は、自分にとっては大きな一歩となる。
これまで主に採用ビデオの分野で、「頼まれて」映像を作ってきた。
「頼まれて作る」ということは、知らない世界にガイド付きで連れて行ってもらえるということだ。自分の考えで動いていただけでは決して得られないであろう貴重な機会を数多くいただいた。
そして、頼まれた人に満足してもらって代金を頂くことは、社会の中で自分が役割を果たせたようで、大きな喜びとなった。
そんなことで創業以来5年間で少しづつ貯めた自信と知見を元に、もっと積極的に「頼まれたい」と思うようになった。
これまでは「頼みたい人」が我々を探して下さった。
しかしこれからは、我々からも「頼まれるべき人」を探していきたいと思う。今度は我々が依頼人を知らない世界へガイドするのだ。
その記念すべき第一歩がこの訪問だっだ。
前々からその医療法人の理事長のご活躍について、いろんな方々からお話を伺っていたのだが、書籍の出版を機にますます興味が湧き、講演を聴いて、その思いは確信となった。
もちろん「いらない」と言われるかもしれない。
でも、そう言われても構わない。
失敗して恥をかきながら、続けていくつもりだ。
「頼まれるべき人」に頼りにされる喜びを、まずは経験したいと思う。新しい旅が始まった。