ウチは町工場である。
ちょっと前のネジの代わりに、映像ツールという部品を納品している。
企業が抱える課題を解決するための映像を作って、代金をもらっている。
頼まれて、作るということは、そこにお客さんの期待があり、それに応えることができれば、感謝されてお金までもらえる。
こんな良い商売はない。
その気持よさを求めてやってきた。
そして、その期待値が高ければ高いほど「やってやろうじゃないの」と思って、労働時間も粗利率も考えずに働いた。
そうこうするうちに、こちらが求めてもらいたい期待値が高くなった。
そして、それに応えるには自分一人では出来ないことが多くなった。
すると、収支という大きな壁が立ちはだかった。
にも関わらず、それを見ないふりをして、相変わらず同じ方法で作り続けた。
いろんなことが破綻しそうになった。
原価というものをあまりにも軽視していた。
会社設立4年半にして、ようやく「経営」ということを意識するようになった。
というわけで、最近読んで面白いと思った本を3冊。
ビジネス本、特に経営に関する本は、図書館で借りる。
なぜなら古い本に出会いたいからだ。
本屋には最新の流行っている本しか並んでいない。出会いが限られるからだ。
それに、おおよそ経営というものは本質的にそんなに変わるものではないのではないと思っている。
ここで出会った人をフォローするようにしている。