9月8日に事務所を移転して、1週間ちょっと。
移転のお知らせ葉書のお返事に、以前、新卒採用用の会社紹介の動画を制作させていただいた会社の担当の方からメールをいただいた。
それまでのキャリアを生かして転職したけれども、その所属部門が廃止になり、全く未経験の部門に転籍になるので、転職を考えているとのこと。
これを聞いて、まず、ご自身のことを「不運だな」と思われてるかもしれないと思った。
でも、人間万事塞翁が馬。
自身の道を切り開かれることと思う。
リーマンの破綻を巡ってさまざまな報道を聞くと、結局、「誰が得をしたのだろうか?」と思う。
売り抜けた組織や人か?一時に高給を稼いだ役員、社員なのか?一時的にたくさん税金を取れた政府なのか?
では、損をした人は?
投資が無に帰した組織や人?職を失った人?景気が悪くなってとばっちりを受ける中小企業?
経済を巡っては、損と得は、時間の流れを止めたある瞬間でしか計れないように思う。
流れていく時間の前では、損も得も、ふり幅の違いでしかない。
大体、直接取引以外、因果関係の立証も困難だ。
目の前のことに集中し、遠くを見据え、他人のせいにしない。ということでしかない。