弊社に10台ぐらい導入したいビデオカメラがある。
このビデオカメラのキャンペーンのためすばらしいスペシャルサイトが開設されている。
食ベナレ旅ナレジェネレーター
ソニーの動画共有サイト、eyeVioにアップした映像に阿藤快さん、車団吉さん、滝口 順平さん(何故か無記名)のナレーションのフレーズがプリセットで用意されており、タイムライン上にそのフレーズを配置するだけで、とっても手軽に「日テレ ぶらりと中下車の旅」風の映像が作れてしまうというものだ。
これが非常に良くできていて、動きも軽く、フレーズも適切で、本当に使い勝手が良い。惜しむらくは、いったん完成させ保存した作品の変更ができない点だが、まあ大きな問題ではない。
こんなに良くできたサイトだから、さぞかし盛り上がっているのだろうと思いきや…意外なことにあまり利用されている形跡がない。どのページもサンプル映像と映像が削除された後が目立つ。「食ベナレ旅ナレジェネレーター」でキーワード検索してみても、私が作った映像が2番目に表示されてしまっているほどだ。
なぜそうなるのか?
その原因の1つに、このサービスが、eyeVioにアップした映像にしか対応していないことがあるのではないかと思う。
SONYのカメラのスペシャルサイトだが、映像は他社製のカメラで撮った映像でもアップロードできる。そもそも、どのカメラで撮ったかというデータはビデオファイルの中に記録されていない。
一方で、をアップするのは同じSONYの動画共有サイトのみ。eyeVioは残念ながら画質も機能もYouTubeより優れてはいるがシェアはかなり低くいようだ。
そんなeyeVioにその機能を限定したがゆえに、そのサービス自体があまり使われないとい結果に陥ってしまっているのではないだろうか。これでは、何のためのキャンペーンサイトか分からない。
Webサービスという観点からだけで見れば、YouTubeを始め、さまざまな動画共有サイトでも使えるようにすべきである。そうすれば、TG1のプロモーションには多大な貢献をもたらすであろう。しかし、反面、違法アップロード映像での利用の危険性もある。
ゆえに著作権管理のできるeyeVioに限定したクローズドなキャンペーンとならざるを得ないのかもしれない。
残念だ。とっても残念だ。こんなすばらしいサービスなのに。
私にはこのスペシャルサイトは、すごくかっこよくていいやつなのに、生真面目すぎて損ばかりしている「同期」のように思えて仕方ない。