今日、お客さんを訪ねて銀座に行った。
道すがら東銀座駅の出口のすぐそばに、MOTHER HOUSEを見つけて、ちょっと立ち寄ってみた。
代表の山口絵理子さんはとても有名な方である。
自分は情熱大陸で取り上げられたのを見て、その存在を知った。
お店の方にいろいろと聞くと、東銀座の店は2番めに新しい店らしく、木製の棚も木の床も全てスタッフで作ったものだそうだ。
MOTHER HOUSEは今では国内12店舗、台湾に4店舗を展開している。
なお、現存する一番古いお店は新宿の小田急百貨店にある新宿店とのこと。
ここにいたるまでの物語はきちんとHPで紹介されている。
マザーハウスというとジュートのイメージだったが、店内は牛革のかばんが沢山飾られていた。
バングラデシュでは、年に1度飼っている牛を屠って神に供えるそうだ。
その後肉は食べて、皮は売る。皮は主に欧州に輸出されていたそうだが、その皮に着目し商品化したのだという。
昔、海外バックパック旅行をしていた時、こういうアイデアを語る人に多く出会った。
でも実現し、軌道に乗せた人は少ない。
山口さんがここまで来るのに、とてつもなく大変な道のりだったことと思う。
そのストーリーには、人がお金を払うだけの力がある。
そして、お店と商品には、いろんなことを大切に育てて、積み重ねてきた思いを感じさせるものだった。