涙が止まらなかった。
電車の中で読んでいるのに。
「超」入門 失敗の本質は、名著「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」を、経営コンサルタントの著者が、難解な原書を読んでいなくともそのエッセンスを理解できるように解説したもの。
普段、このような戦争ものを読むことはほとんどない。
でも、毎年夏に放送されるNHKスペシャルは楽しみにしていて、それは比較的見ている方だと思う。
番組を見た後は、決まって「日本は何も変わってないな」と気が重くなると共に、自分もまた何も変わっていない日本をしっかり継承していることを再認識する。
そして、どうしたらそこから抜け出るのかと考える。
だが、そんな簡単に答えが見つかるはずもなく、どうしたらいいのかわからないまま、また日々を過ごすことになる。
この本が画期的なのは、その「じゃあどうすればいいのか?」ということへの明快な答え示されていることだ。
この考え方を知っているのと知っていないのでは、大きな違いが生まれるだろう。
この考え方をものにしたい。