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映像制作で失敗しないための、映像制作会社の選び方 最終回 制作会社は4つの軸で選ぶ

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YouTubeのTrueViewなどに出稿するため、初めて映像制作を依頼することになった担当者の方におくる映像制作会社の選び方。600作品以上を受託制作した経験からお伝えする、現場の知恵のご紹介も今回で最終回です。

第1回は、映像制作業界全般と、ネットで検索して表示される制作会社がどのようなものなのかについて
第2回は、企業からの依頼で映像制作を行う会社にはどんな会社があって、それぞれどのような特徴があるのかについて

それぞれお伝えいたしました。

それらを踏まえて、具体的にどのように選べばいいのかについて、記そうと思います。

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映像制作業界には昔ながらのやり方を続けている企業がまだ多く、情報発信も十分でないので実情です。
見づらい分かりずらいHPから、如何に自分の求める制作会社を見つけるか?

依頼するにあたって重要とするポイントで、4つに分類されると考えています。
その4つとは、「こだわり」「コスト」「提案力」「安心感」。

1)「こだわり」…これを映像化したい、ここが伝わればもっと成果が出るはずという「こだわり」がある場合。

こういう場合、多くはその「こだわり」をどうしたら形にできるのか、こだわっている人達自身が分からず、途方に暮れているケースがほとんどです。
望む結果を得る方法は一つです。
そのこだわりの本質を理解し、共感出来るクリーターに全てを委ねること。それ以外にはありません。したがって、そのようなこだわりがある案件は、3)企画・撮影・編集などほとんどの作業を社内で行う会社に依頼するといいでしょう。
こだわりが理解できると、直接指示を下し、いつものメンバーで制作を行うため、ブレが少なく、スムーズに制作が進みます。
また、3)の会社はジャンルをしぼって制作を行っているケースも多く、同様のこだわりを表現して来たノウハウにも期待ができます。
このような会社を探し出すのは非常に大変ですが、「こだわり」を表現するためには、頼む会社にこだわる必要があります。
またこのような会社を見極めるには、直接会って話を聞くということが大切なポイントです。

2)「コスト」…とにかく予算が限られている場合。

4)の業務を技術系制作会社や個人に作業を分解してそれぞれに頼みましょう。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングを利用するのも有効です。
その際の注意点として、作業内容を具体的かつ明確にして依頼することが必須です。
曖昧なまま「プロだからやってくれるだろう」では、悲劇が訪れます。

3)「提案力」…そもそも企画をどう立てればいいか分からない場合。

提案力には2種類あります。マーケティングの提案とクリエイティブの提案です。
マーケティング的な提案とは、映像それ自体よりも結果がなによりも重要なケースのことです。この場合、豊富な事例や他社の動向、自らがマーケティングに取り組んでいる知見が有効に働きます。
2)の会社、もしくはもっと規模の大きな広告代理店が適任です。
クリエティブの提案というのは、マーケティングの方向性や施策が決まっていて、それをどう具現化するかというものを指します。この場合は、既に決まった方針をどれだけ理解し、どう映像を駆使して結果を得るかという能力が必要となります。
このような能力は極めて属人的なものなので、1)〜4)の会社のどこにもそれが得意な社員がいるとは思います。しかしながら3)の職人系制作会社を経営する人物は、まさにこのような能力によって生き抜いてきたことが多いのも事実です。クリエイティブの提案が必要で、新たなパートナーを探す時は3)職人系制作会社を探されるのが最も成功への近道です。

4)「安心感」…とにかく失敗が許されない場合。

仕事を発注する時、不安がつきまといます。初めての取引となれば尚更のことです。そこで安心感が重要になるわけですが、安心感にはいくつかの種類のものがあると思います。
【大きいこと】組織が大きければ大きいほど、安心ですね。
【強いこと】財務内容が良かったり市場シェアを取っていれば、安心ですね。
【長いこと】会社に歴史があると、安心ですね。
【有名であること】知られているということは、評判があるということで、安心ですね。
以上4つ、いずれもその通りです。しかし、全てが過去についてです。過去は過去であって、それが必ずしも続く訳ではありません。変化の激しい時代に、過去しか評価軸がないというのは、安心できないことです。そこで、ご提案したいのは
【大きくなりそうなこと】市場を的確に選び、適切な投資を行っている会社は大きくなるでしょう。
【強くなりそうなこと】社内の雰囲気に一体感や向上心が感じられれば、やがて強くなるでしょう。
【長くなりそうなこと】自分の実力を客観的に判断でき、理想と現実のバランスがとれている会社は長く続くでしょう。
【まだ無名であること】以上の3つを実現していながら、まだ無名である会社。そんな会社に、仕事を発注してみてはいかがでしょうか?きっと品質もコストもご満足頂けることと思います。

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いかがでしょうか?
テレビ業界から企業VP業界に移って8年目。
これまで600作品を受託制作する中で、いろんなお客様から様々なきっかけや理由でお付き合いをさせて頂きました。
そこで感じたことをまとめてみました。

ご意見やご質問がございましたら、ぜひお問い合せください。

最後になりましたが、全編に渡って、写真をお借りさせて頂きました、pakutaso様に深く御礼申し上げます。

代表取締役
里田 剛

仕事の魅力を映像化することで、中小企業を元気にする企業映像コンサルタント。1993年関西大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。テレビ東京「開運なんでも鑑定団」などでディレクターを勤めた後、TBS「サンデー・ジャポン」でサンジャポフリージャーナリストとして活躍。2006年、メディアフォーユー株式会社を設立し、企業映像の制作を開始。2010年、ITVA-日本コンテストで金賞を受賞。2013年、映文連アワードで準グランプリを受賞。2011年、ドキュメンタリー映画「マジでガチなボランティア」が、ハリウッドの映画祭、LA EIGA FESTで長編映画部門グランプリを受賞。

テレビ、映画で培った制作で、中小企業の魅力を映像化している。

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メディアフォーユー株式会社とは、東京都世田谷区にある映像制作会社です。動画作成はもちろんのこと、映像企画・動画編集・動画やデジタルメディアを使ったマーケティングまでを幅広く手掛け、新卒者のための採用動画、セミナーや就職説明会のための企業紹介ビデオ、集客のための広告動画や販売促進のためのプロモーションビデオ(PV)、社内イベントや式典などで上映するための社史動画なども取り扱っております。今やウェブでの集客や販売、あるいはプロモーションやマーケティング活動において動画作成や映像制作は欠かせない重要な戦略ツールになっています。プロとしてテレビ業界で活躍し、多くの実績を持つメディアフォーユー株式会社だからこそ提供できるハイクオリティな映像は、お客様のご期待にも十分応えることができる仕上がりをお約束いたします。