最近、学生さんと「やりたいこと」について話す機会があった。
一つは新卒採用コンサルタントの方にお願いして、セミナーやイベントに参加させて頂いたことで。もう一つは弊社にインターンとして2名の方が来てくれたことでだ。
「やりたいこと」があるか否か、そしてどのように「やりたいことがある」と言えるかどうかは、現代の日本では、人格の一部であり、処世における武器であり、人生最大の課題である。
やりたいことがなかったり、やりたいことがうまく話せないと、自分の思うような仕事を得ることができず、不幸せな人生を送らざるを得ない、人間としてもダメ、などと考えられているように感じている。
そのため、恐怖に突き動かされて「やりたいこと」を探しているの?と思わせる人がいる。
こういう人の多くは、「情報」を探している。
でも「情報」からでは「やりたいこと」は見つからない。
「やりたいこと」は「行動」の中からしか見つけられない。
そして「行動」の中から見つけた「やりたいこと」を実現するには、これまた「行動」しかない。実現するために「情報」を集め始めると、どんどん「やりたいこと」から離れていってしまう。また「行動」していても実は「情報」を集めているだけだったということもある。
自分もいい年して未だに「やりたいこと」を実現しようとあがいている人間である。そして若いころ、前述のように説教をされてしまう人間だった。
でも、歳をとって、その原理はよくわかった。
だからやりたいことを探す若者に向けて改めてこんなことを言いたくなってしまった。
まあ、年齢は関係ない。
お互い明日も行動あるのみ。