「映像制作会社の作り方」というタイトルにあるように、自分は会社を作りたいのであって、作家として自分の世界を突き詰めたい訳ではない。
だが「では、なぜ会社でなければならないのか?」と自問してみると、明確に答えられない。
単に逃げているのか、現実的な問題なのか、人材育成という希望なのか、共同作業の楽しさなのか。それとも、…実は見栄っ張りなだけ?寂しがり屋なだけ?
さて、知り合いの社長さんが新年度を迎えるに当たって「映像制作会社でなく、映像ベンチャーを目指す」と仰っていた。
自分はあくまで「映像制作会社」を目指す。
日本一だと、まずは自分たちが信じれる映像制作会社を目指す。
映像を「売る」ことではなく、「作る」ことが自分の仕事だからだ。
自分たちが作った作品に誇りを持ち、スタッフ同士が認め合い、自分たちの仕事に驚いてもらえるお客さんに囲まれて、映像を作って行きたい。
これまでに7年やってきたが、そこに一歩ずつでも進んでいるわけではない。
迷い道と回り道ばかりだ。
でもまだ死んではいない。
今日から再スタートだ。