2012年10月24日を迎え、会社が7年目に突入。
記念すべき7年目、その初日は、泊まり込んでの作業で幕を開けた。
そして、そこには一人のスタッフが…。
ちなみに、この泊まりこみ、テレビ番組制作のためだ。
この3点の重なりに、自分としては意味を見出している。
つまりそれは、
1)42歳で未だ泊まりこんで編集ができるという、まだまだやれるという心身の状態の現れであり、
2)そこに一緒にいてくれる人間がいるという、ありがたい環境の現れであり、
3)一度は完全に否定したテレビを懲りずにやってみることもできているという、仕事に幅があることの現れだからだ。
さて…
7年目を迎えて、まず思うこと。それは、これまでの6年間に対する満足だ。
自分のようなどうしようもない人間が社長として会社を経営し、お客さんを得て、従業員を雇い、家族を養えているという事実、この事実だけで、上出来である。
時空を超えうる作品を作ることよりも、小市民的な幸せを求める、そんな人間なのだ。自分は。
生きることに汲々とし、それでも、自分なりに前に進めていると実感できれば満足である。その歩みが例え匍匐前進であっても構わない。
しかし、汲々とする日々を6年も続けていると、いつしか欲深くなるものだ。
もっと、良い作品を。
もっと、意義のある仕事を。
もっと、機能する組織を。
と、どんどんどんどん、欲深くなっていく。
わずか数年前には考えもしなかった、欲が次々と湧いてくる。
さて、この1年もいっちょ頑張っちゃいますかな。
今年はオフィスのすぐそばにあるタイ料理屋さんで気勢を上げた。
片岡くんから、記念にコーヒー豆を頂いた。サンキュー!