ディレクターのトミーです。皆さん、家に使わずに眠っているビデオカメラのワイコンなどありませんか?
1200万画素のiPhone6sが登場し、これまでよりもさらに写真や動画をiPhoneで撮影するという流れが加速していくのは確実だと感じていますが、撮影においてレンズ選びというのも楽しみの1つとしてあるわけです。家電量販店やiPhone・スマートフォンのガジェットを扱う多くのお店にワイドやマクロ撮影用のコンバージョンレンズが並んでいます。もちろん、これらのレンズを使用することで迫力・魅力のあるワンカットを撮影出来るわけですが、今回は使う機会を失ってしまった昔のワイコンやテレコンをiPhoneに装着して使用してみようというのがテーマです!
今回、持ち出したのは10年近く前に購入したSonyのハンディカム用のワイドコンバージョンレンズ(VCL-0637H)とテレコンバージョンレンズ(VCL-2037K)。
そして、この2つレンズをiPhoneに装着するために必要なのが、またまた登場のCinema Mount!このマウントには37mm径のコンバージョンレンズならば直接取り付けることができます。今回使用する2つのレンズもぴったり37mm。がっちり装着が可能なわけです。それでは画像をご覧ください。
画像はiPhone6sPlus/4K30pで撮影したものを切り出しました。
【ワイコン使用】
【ワイコンなし】
広い画角で撮影されることはもちろんですが、樽型に完全に歪んでいます。さらに、画面の端は看板の文字が読めないほどです。レンズをつけていないオリジナルと比べると一目瞭然!これではなかなか撮影では使う気にならないレベルです。今回使っているワイコンレンズというのは、ビデオカメラ用のモノで、且つハイビジョン用のものでもありません。
結論から言えば、Moment Lensの方が良いな。
次にテレコンを装着します。
【テレコン使用】
【テレコンなし&上と同じようなサイズにトリミング】
う〜ん。って感じですね。奥行き感は出ていますが、画面の中央部分しかまともに解像してない。中途半端なトイカメラのようです。このテレコンレンズは倍率2.0のものですが、望遠での撮影ならばiPhone6sで4K撮影してブローアップした方が良いです。
【まとめ】
今回は、ビデオ用のワイコン&テレコンを試してみましたが、あまりお勧めできない結果になり残念です。しかし、Cinema Mountにさらにアダプターをかませてオールドレンズを楽しむということも出来るわけです、「DOF for Canon EOSマウント」というようなマウントアダプターも出ており、EFレンズでiPhone撮影も可能になります。これは、是非試してみたいと思います!