ディレクターのトミーです。ひと月ほど前に購入したBlackmagic Video Assistの検証を行いました。
今回検証に使用したカメラは、Canon C100Mark2です!
C100Mark2本体での収録はAVCHDもしくはMP4の2通り選べますが、VideoAssistを使ってProRes422で外部収録するのが目的で購入したわけです。これまでに何度か試してみてトリガーRecが効かないという状態になっていたため、このような検証を行ってみました。VideoAssistには、SDI端子とHDMI端子の2つが備わっていますが、C100Mark2側がHDMI端子のみということで今回はHDMIで外部収録を行いました。
検証結果は以下の表になります。カメラ設定はMP4収録で1920×1080です。フレームレートを色々変えて検証しました。もう1つカメラ側の設定で、HDMIのOutPutの設定があります(下の写真)。カメラ側では、「ノーマル」と「+1920×1080 59.94p」という表示がある為、この2パターンでも検証をしています。
表のようにトリガーRecが効く場合と効かない場合があったわけですが、収録されている動画データも実際にVideo Assist(左上)に表示されている形式とは違っていたというのは、結構問題なのではと思います。
【トリガーRecに関して】
カメラ側のビデオ設定「HDMI OutPutがノーマル」の場合だけ、使用可能である。
【VideoAssist モニター画面】
どんなカメラ設定にしても、1080i/59.94fpsまたは、1080p/59.94fpsの2つの表示以外は現れませんでした。この後にある実際にVideoAssistで収録された動画の形式とも違ってきていたので、信用できないということになります。
【VideoAssistで収録された動画の形式】
結論から、1080/29.97iか1080/59.94pで収録されていました。30pなどの形式では収録することはできませんでした。VideoAssist本体では特に設定する項目などはないので、あくまでもカメラから出力されている情報で収録形式が決まっているはずなので、カメラ側のHDMI Outの設定(もしくはカメラそのものとの相性、SDI接続ならイケる?)によるところかと思います。プログレッシブ収録ならば、C100側をMP4収録・35Mbps・1080/59.94pにしてビデオ設定も同様のものに設定すればVideoAssistで収録できるという、1択のみです。
今回の検証で、私の知識不足なのか、もともとそういう仕様なのか、不具合の問題なのか、現時点では分からない状態です!Blackmagicのサポートに問い合わせしましたが、Canon C100Mark2においては、検証ができていないので分からないという答えでした。しかし、同じような事例のユーザーがいらっしゃると言っていました。URSAやα7、GH4では検証を行っていて問題なく動作したと言っていましたが、、、。状況が分かり次第連絡をいただけるそうなので、その情報をスタッフブログでも更新していきたいと思います!
カメラ側の問題なのか、VideoAssist側の問題かはよく分かりませんが、CanonC100Mark2ではこのような結果となって、なんか残念です、、、。
ファームウェアのアップデートなどで修正されることを願います。今ちょうど会社にSONY FS5があるのでそちらでも検証を行ってみたいと思います!