iPhoneで動画撮影やってますか?
私、結構やってます!ディレクターのトミーです。
日常の中で、ブログやSNS用の写真を撮る人もいると思いますが、そういう1枚の写真を、動画(10秒から15秒くらいの短い動画)で撮ってみれば、写真とは違って、感動や臨場感がめちゃくちゃ伝わると思うのです!
今回は、iPhoneでの動画撮影(とくに屋外)での肝と言っても過言ではない音声収録について考えたいと思います。使用した機材は、RODE MICROPHONES「VIDEOMIC GO」というカメラマイクになります。iPhone内臓マイクとの比較した動画がこちら!ちなみに今回の撮影はiPhoneGirls会員番号1番(?)田ケ原恵美さん(MODEL AGENT)に協力いただきました!
違いを実感できたでしょうか?イヤホンやヘッドフォンを使って視聴していただくと
より違いがわかると思います。業務用で使用するようなガンマイク(超指向性マイク)ではないですが、iPhoneでの撮影においては、十分に実用可能なマイクではないかと思います。今回、このRODEの「VIDEOMIC GO」を選んだ理由というのがいくつかあります。
【iPhone内臓マイクの特徴と外部マイク選び】
外部マイクが効果を発揮するカメラとして、iPhoneなどのスマホ、そして一眼レフカメラなどがあります。これらのカメラにも、内臓マイクが装備されていますが、
手のスレ音や、カメラマン自身の息使いや声が大きめに収録されてしまうケースが高いです。iPhoneに内臓されるマイクも同様、とても高性能なマイクであることは確かですが、
どの方向の音も、満遍なく完璧に拾おうとしてしまいます。(無指向性マイクの特徴)
そんな頑張り屋さんなiPhoneでの撮影を助けるのが、指向性のあるマイクになります!
【単一指向性のマイクであること】
今回使用した「VIDEOMIC GO」は、スーパーカーディオイドマイクという指向特性のマイクで正面・側面からの音をよく拾い、後ろ150度の音は拾いにくく設計されています。屋外撮影においてガヤ(周囲)の音が丸くなったのは、この性能のためです。
【プラグインパワーで動作すること】
iPhoneからのプラグインパワーで電気を供給するのでマイクに電池は不要です!
【1本のケーブルしか使用しないこと】
さらに、この「RODE VIDEOMIC GO」には別売りでiPhone用ケーブルがあるのです!
「RODE SC-7」というケーブルです。価格は1,500円。家電量販店などで売られている大半の外部マイクは、3極ステレオミニプラグとなっていて、iPhoneで使える4極プラグへの変換が必要になってくるのが面倒なところなのです。この辺りが、「VIDEOMIC GO」が良いところかなと思い購入してみました。
ホワイトノイズが気になる場合は、編集作業でオーディオに補正をかければ、さらに良い音になるかと思います。
【iPhone本体にはマイクが3つある!】
ちなみに、iPhoneに内臓されているマイクの説明をしておこうと思います。iPhone本体には、3つの穴がございます。
①底面のイヤホンジャック横に小さな穴があります。このマイクは、通話時に使用されるマイクです。
②受話器部分内部にもマイクが埋め込まれています。内側のカメラで動画撮影する時に使用されるマイク。このマイクは、表面上からは見えません。
③背面部分。レンズとフラッシュの間にある小さな穴がマイクとなっています。外側のカメラで動画撮影する時に使用されるマイクです。
これらのマイクは、使用するアプリや状況に応じて最適なマイクが選択され自動で切り替わっていきます。
さらに、付属のApple純正イヤフォンにもマイクが付いています。通話などで使われる方も多いと思いますが、イヤフォンジャックにプラグを挿入すると自動で切り替わる仕組みになっています。iPhoneが採用している4極ステレオミニプラグは先端から根元に向かって、L、R、GND(グランド)、MICの役割になっています。Mic端子からの音声入力はモノラル入力となります。
ちなみにプラグの先端からL、R、GND、MICと並ぶCTIA規格(iPhoneで使用されている規格)の他に、L、R、MIC、GNDと並ぶOMTP規格というものがあります。
(出典:http://www.tenok.net/gadget/1977/)
家電量販店などでは、4極ステレオミニプラグを使ったヘッドフォンやマイク、変換ケーブルなどが売られていますが、CTIA規格やOMTP規格などと明記されているものはあまり見かけません。替わりに「iPhone用」「iPhone対応」などと書かれているものがCTIA規格となります。購入時は注意してください!
今回は、RODEの『VIDEOMIC GO』を試しましたが、他にもLightning端子で接続するモノとか、様々なマイクが出ているので撮影の状況に適したマイク選びが必要になってくるでしょう。
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