連日、焼けるような猛暑が続いている日本列島ですが、確実に肌が黒くなっていくことを実感しているトミーです。
本日は、「iPhoneでの動画撮影での可能性を追求していこう!」という熱い気持ちでiPhoneカメラレンズ『MOMENT』を使用し、iPhone標準レンズとの比較をしてみたいと思います!
※以前にもブログで少し触れています。
なぜ、わざわざiPhoneに別のレンズを取り付けるのかというと、雰囲気のあるカッコイイ映像が撮れちゃうからです!
今回使用する「MOMENT」のレンズは、1つ200ドル。スマホレンズとしては、かなり高価なものです。(買うのに勇気が必要でした、、、)シネマレンズなどを製作する職人たちが、精魂込めて作ったスマホ用レンズになります。
●撮影環境
カメラ:iPhone6Plus
レンズ:iPhone6Plus標準レンズ/MOMENT WIDE LENS18mm/MOMENT TELE LENS60mm
アプリ:FiLMiC Pro(1920×1080,60fps,32Mbps)
実際に撮影していて使えるなと思うのは、「広角レンズ」です。通常よりも広い画角での撮影が可能になるレンズですが、iPhoneや最近のスマホの動画撮影は、特に室内での撮影において画角が狭く感じることが多いです。
被写体と距離をとって撮影できる環境であれば広い画を撮影することが可能ですが、車内や狭い部屋などでは、ワイドに撮影できるレンズが必須になってきます。
レンズには、「◯◯mm」と表示されていたりしますが、このミリはレンズの焦点距離を表しています。
(出典:www.keyence.co.jp/gazo/solution/lens/trivia/features02.jsp)
一般的に、
12mm以下を「魚眼」「超広角」
18mmから30mmを「広角」
35mmから50mmを「標準」※50mmが、通常時の人間の目に最も近いとされています。
100mmから300mmを「望遠」
300mm以上は、天体観測などで使用するような超望遠なものです。
今回使用したMOMENTのレンズは「18mm」と「60mm」ですので、「広角」と「やや望遠」といったところでしょうか。
左が「60mmテレレンズ」、右が「18mmワイドレンズ」です。
ワイドはもちろん広角を指す言葉です。テレとは、テレコンバージョンレンズ(テレコン)を指しています。テレコンの特徴としては、カメラに取り付ける事で焦点距離を伸ばし、望遠での撮影を可能にします。
逆に、広角はワイコン(ワイドコンバージョンレンズ)と呼ぶことがあります。
レンズを使用する上で注意しておくことは、「歪曲収差(ディストーション)」です。レンズを通して映される映像の歪みを意味します。中心よりも画像の端に行くほど歪みが出てきます。「広角」では樽型の歪み、「望遠」では糸巻き型の歪みが起こりやすいのが特徴です。
(出典:www.keyence.co.jp/gazo/solution/lens/trivia/features02.jsp)
一概に歪んでいる画が悪いとまでは言いませんが、歪んでいる画と歪みのない画が混在する映像になると、動画を見ていても歪みの違和感に気がとられてしまうこともありますし、カッコイイ映像とは言えません。
(魚眼レンズなどは、映像のアクセントとして、歪みよりもビジュアル的な効果を重視して使用するケースが多いです。顔のヨリや定点カメラなど)
他にもレンズの特性として、色収差や被写界深度など色々な部分に細かい差が生まれてくるので、そのあたりのレンズ性能が、値段の差とも言えます。
最近は、家電量販店やスマホのガジェットを扱うお店には間違いなく置いてあるスマホ用のレンズ。ほとんどのお店で商品サンプルが展示されているので、実際に、自身のiPhoneに装着してテストされることをオススメします!
※自分がよく行くのは、原宿「HYPER MARKET」。用もなくふらっと入店しちゃうことが多いですが、面白いアイテムが豊富に揃っています!
iPhoneでの動画撮影をもっと楽しむために、広い画が撮れる「広角レンズ」と遠くのものが大きく撮れる「望遠レンズ」を揃えておけば、より動画撮影の幅が広がっていくはずです!