映像制作会社メディアフォーユー スタッフの吉本です。
突然、自分事を申し上げますが、実は私は視覚に軽度の障害を抱えています。(とはいっても普段はほとんど裸眼で生活していますが。)
今回は、そんな障害者の視点から見た佐村河内氏の騒動について書かせて頂きます。
関連記事:佐村河内氏「私のうそで迷惑かけた」
http://www.asahi.com/articles/ASG37245QG37UCVL001.html
私が佐村河内氏のニュースで最も興味を引かれた点は、自分を弱く見せることで大きな利益を上げようと考えた、佐村河内氏の着眼点です。
仕事上の付き合いにおいては、優位性というのは当然ですが大切なものだろうと思います。
なので、多くの場合は自分を大きく見せたり、へりくだりつつも催促してみたり、プレッシャーをかけることで仕事を円滑に進めようとすると思います。
私も、里田社長にも常々、なめられたらアカンという類いのことでご指導頂いていたりします。
企業の社員様へインタビューさせて頂く際も、当然皆様は自分の会社を貶めるようなことは口にされません。嘘をついているという訳ではなく、表現の仕方に関する意味です。
それは、下世話な視点から語るなら自分にとって利益があるからだと思います。
それに対して、佐村河内氏の「ビジネス」は自分を弱く見せる事で、マーケットの中で独自の地位を確立するというある意味逆転の発想というか、そういう発想をしてしかも実行してしまうというところに、何というか、良い意味でも悪い意味でも感心してしまいました。
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