こんにちは。
スタッフ吉本です。
今日は先日19日に報道ステーションで観た、北海道の下川町のエネルギー政策についてご紹介したいと思います。
下川町の位置はコチラ
現在の人口は約3500人、最盛期には1万5千人が住む炭鉱の町だったとのことですが、現在では過疎と高齢化によって限界集落に近い地域もあると言います。
そんな下川町は、町の約9割の面積を森林が占めています。
現在、この木材という資源を生かして、ユニークな取り組みが行われているとのこと。
切り出された材木自体は、高級家具の材料などに使用されているのですが、その木の加工の際に生まれる木くずや木片、間伐材を細かく砕き、バイオマス燃料として使用するというのです。
下川町は冬には零下30度まで冷え込むため、暖房用の灯油が欠かせませんが、バイオマス燃料を使用することで、燃料費を3〜4割減らせるといいます。
更には、街にバイオマス燃料の発電プラントを作り、それによって、町全体の電力がまかなえるようにするとのこと。
また、町ではその一方で、ガソリンスタンドにバイオマス燃料の販売を委託して雇用を維持したり、その利益によって児童の医療費を無料にするなど、町の資源を最大限活用した、エネルギー・雇用・福祉政策を行なっています。
このような町の新たな取り組みが注目を集め。都心部からのIターン希望者の若者も増えているのだとか。
原発反対に端を発するエネルギー問題に対して、地方での自給自足という形で答えを出そうとする下川町の取り組みはとても面白いと思います。
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それではまた次回★