今朝、生きてて数回しか込み上げて来ないであろうほどの大量の怒りと哀しさに襲われました。
明大前で満員の急行の最前車両に乗り込みました。
そして次の停車駅である下北に着く寸前に警笛と共に急ブレーキ。
前方の窓から観たら、植木等(に似たおじいさん)が線路の上でオドオドしてました。
とうとう人身事故を起こした電車に乗ってしまったと思い、ブレーキと警笛の冷たい音の中、となりに立っていたサラリーマンの袖をつかんで「お願い助かって!!」って全力で祈りました。
植木等(に似たおじさん)は無事、ひかれないで済んだのを確認すると凄くホッとして落ち着きました。
しかし、その間、ずっと舌打ちしたり、苛々してる人ばかりでした。
一安心したら、もう怒りと憎悪が込み上げてきまして。
電車に乗ってるみんなの心の天秤では、植木等(に似てるおじいさん)の「命」より、会社に「遅刻しない」という方が重いのでした。そんな人の醜さを思い知らされました。
何が大切で何が二の次かをもはや把握できなくなっている現代人。「尊い命よりタイムカード」
「明日は我が身」
人に対して悪意を持つと倍返しでいつか帰ってきます。(今の私ですかね 汗)
人に対して思いやりを持つと、それだけで心が豊かになります。
東京の電車は現代社会の悪い部分の縮図みたいな気がします。
痴漢する男性と、金目当てで痴漢されたふりをする女性。
人の死より自分の小さな都合を優先する人。
シルバーシートの概念(全席優先が当たり前のはず)
妊婦やお年寄りを座らせない人。
ヒールを履いた女性を座らせない男性。
思いやりゾーンで携帯電話で話す年寄り。
教育で勝ち負けを排除したり、テレビでちょっとしたポロリとかを禁じたり、そうやって人の成長過程を無菌状態にしたからこそ起こる問題だと思います。
「ドアから追い出したものは倍のパワーで窓から入ってくる」ってフランスではよくいいますが、
日本の社会はそんな感じですね。
いつかまた昭和みたいに人と人が触れ合って分かり合えた日が来ることを願ってます。
譲り合う、助け合う、話し合う。
今日は、極端なことを沢山書いて申し訳ないですが、心から落胆してしまって1人で抱え込むのがイヤでした!