初めまして。
昨日メディアフォーユーに初出社し、ブログも書かせて頂けることになりました。
私事ではありますが、何か映画を見て、感情の動きがあったときには
批評でも感想でもなく、その映画から広がるイメージの連鎖を散文的に書き残します。
それをブログに載せることにしました。
さらにイメージの連鎖が広がることを期待して。
今回観た映画は小野さやか監督「アヒルの子」です。
「悪い人間の撮り方」
悲しみ
怒り
憎しみ
もしこの世に悪い男がいて
彼を見た人間がいれば
彼を悪と定義するだろう。
笑い
喜び
楽しみ
もしこの世に善い女がいて
彼女を切り取り、編集すれば
彼女を悪とも見せれるだろう。
悪い人間の撮り方は簡単だ。
悪い人間が映らない映画は難しい。
しかし
もし是非善悪といった分別知がなければ
悲しみ
怒り
憎しんだとしても
そこに悪は映らないだろう。