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人気YouTuberになりたければ、ラーメン次郎に学べ。

Varietyの2014年8月5日の記事に「アメリカの10代はテレビや映画、音楽業界の有名人より、YouTubeのスターに夢中」という調査結果の記事が載りました。
2014年7月のVariety で

 

アメリカの13歳から18歳の間で最も影響力のある5人がYouTuberという驚きの調査結果がでました。最も高いランキングSmosh。アンソニー・ペディラ(26歳)とイアン・ヒコックス(26歳)のオンラインのコメディアンチームです。主流なメディアへの露出がほとんどないにも関わらず、別のコメディアン、ファイン・ブラザーズのベニーとラフィが2位。続く3位はスウェーデン人のゲーマーPewDiePie。YouTuber以外では2013年に自動車事故で亡くなったポール・ウォーカーが最もランキングが高くなっています。調査結果の反応から10代はYouTuberと一緒に親密で本物の経験を楽しんでいて、率直なユーモアと余計なフィルターの欠如、リスクを恐れない精神をYouTuberに認めている、と述べています。

 

(http://http://variety.com/2014/digital/news/survey-youtube-stars-more-popular-than-mainstream-celebs-among-u-s-teens-1201275245/) 赤い丸の人たちがオンラインのスターです。

1,スモッシュ(Smosh YouTubeコメディアン2人組)
2,ファイン・ブラザーズ(Fine Bros.YouTubeコメディアン2人組)
3,ピューディパイ(PewDiePie YouTubeのスウェーデン人ゲーマー)
4,KSI(YouTubeのゲーマー、コメンテーター、ラッパーなどで人気)
5,ライアン・ヒガ(Ryan Higa howtoシリーズなどで人気)
6,ポール・ウォーカー(俳優)
7,ジェニファー・ローレンス(女優)
8,シェーン・ドーソン(YouTube俳優、コメディアン)
9,ケイティ・ペリー(シンガーソングライター)
10,スティーブ・カレル(コメディアン・俳優)
11,セス・ローゲン(カナダ出身の米コメディアン)
12,ベティ・ホワイト(往年の大女優)
13,ヴィン・ディーゼル(俳優)
14,ジョニー・ディップ(俳優・ミュージシャン)
15,ダニエル・ラドクリフ(英国の俳優)
16,ジェナ・マーブルズ(YouTubeのタレント)
17,ミシェル・ファン(YouTubeのメイクアップアーティスト)
18,レイ・ウィリアム・ジョンソン(YouTube「=3シリーズ」などで人気)
19,ベサニー・モータ(YouTubeファッションリーダー)
20レオナルド・ディカプリオ(俳優)

YouTubeのように、自発的に動画にアクセスする場合、一定の世代間だけで流行りが生まれやすいのです。
どういうこと? と思うかもしれないですが、スモッシュを例に挙げてみると分かりやすいでしょう。

面白い?それとも面白くない?

という以前に、おばちゃんの私にはこの動画のオモシロガリ方が分からないのです。

テレビや映画の読み方に慣れきった世代の私には、 笑いの点が読み取れません。
こういうものがウケるのか、という感想はあるのですが、内輪ウケ以上のものを感じないのです。

YouTubeのすごいところは内輪ウケが成り立つことです。
この動画を見て面白い人は1割に満たないかもしれません。
しかし、世界中の1割であれば、立派な主流になる訳です。
万人にウケる必要がない代わりに、独創的であれば、熱狂的ファンができやすい。

そう、ラーメン次郎です。
ジロリアンという熱狂的ファンがいるほどの有名なラーメン店について、
ライターの速水健朗さんは「ラーメンと愛国」の中で

 

ジロリアンについて『彼らの多くが「二郎のラーメンが特別に美味しいわけではないが、食べずにいられない」「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」といった価値観を持っていることを指摘し、ラーメン二郎を食べることを修業とし巡業のように何度も訪れたり各地を回る信者のようだと考察しています。 また、ラーメン二郎は他の多くのラーメンチェーン店と違って店舗ごとに味が異なるため、様々な店舗を訪れてその味の違いなどブログなどのインターネット上で情報交換を行ってコミュニケーションの素材として楽しんでいます。このようにジロリアンはラーメン二郎を「勝手なルールを元にしたゲーム」のように消費している面があると言います。

 

ラーメン次郎をYouTuberに置き換えてみてください。

「スモッシュが特別に面白いわけではないが、見ずにいられない」
インターネット上で情報交換を行って、コミュニケーションの素材として楽しんでいます。

あなたが面白いと思うものでYouTubeを始めれば、熱狂的ファンがついてきてくれそうな気がしませんか?

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