どうも、森です。
今日から不定期で少し昔の、アニメ化もせず、あまり話題にもならなかったけど、
個人的に面白いと感じたマンガをちょっと紹介したいと思います。
今回紹介するのは、2002年から2005年に週刊少年サンデーで連載されていた、
「いでじゅう!」というマンガ。
マンガの影響で高校の柔道部に入って、いきなり部長になってしまった主人公・林田を中心に、
変なメンバーが繰り広げる、ほのぼのラブコメディー。
学園モノという同ジャンルの中でも、「究極超人あ~る」を彷彿とさせる脱力感がいい味を出している。
(あ~るはOVA化されているのでマイナーでは無いという認識です)
ストーリー自体はたいした事は無いのだが、
キャラクターがもの凄く良く描かれている。
ギャグマンガなので、ぶっとんだキャラが大半ではあるが、
何故か人間味に溢れるキャラも多数登場する。
中でも主人公・林田亀太郎の、
ヒロイン・森桃里に対する恋心の葛藤の描き方は、
これぞラブコメの王者サンデー!という風格さえ感じられる。
萌え路線に走っている現在のサンデーを鑑みると、
最後のサンデー流ラブコメと言っても過言では無い。
特にヒロインの森桃里には読者も恋に落ちるかもしれない・・・というくらい、
キャラクターの行動や言動が魅力的に描かれているのだ。
序盤はかなりギャグ路線が強いので毛嫌いされる方もいるかもしれないが、
中盤から後半にかけての展開は素晴らしいと思います。
作者のモリタイシ先生はこの作品の後、『RANGEMAN』も連載しており、
こちらも戦隊モノラブコメというジャンルで我が道を行っていて面白い。