昨日から映像制作会社メディアフォーユーで働く事になった比嘉賢多です。よろしくお願いします。
初めてのブログなので「何を書けば良いのか」と戸惑いを隠せませんが、私は「映画が好き」である点が一番の取り柄なので、先日観た映画についての考察とメディアフォーユーに対する思いを綴りたいと思います。
3月13日にポレポレ東中野で「遺言ー原発さえなければー」というドキュメンタリーを観に行きました。雨が強い日でしたが、上映の1時間前に訪れた私が「座布団席」の最後でした。これはつまり、椅子に座れなかったお客様は通路に座布団を敷いて映画を鑑賞していた、といわけです(笑)
被災地であり、原発による放射能の汚染地区である飯館村を3年に渡って取材した映像は、3時間45分にわたる長尺でしたが、長さは全く感じず、飽きずに最後まで観れる作品でした。特に印象的なのは「作家自身が対象に(或は対象が作家に)寄り添っている」という点で、そういった関係性の上で撮られた映像は観るもの心に響きます。
この点は私がメディアフォーユーに入った理由とも大きく関わっています。
メディアフォーユーで仕事をする限り、「自作のドキュメンタリーを撮る」という気持ちのみで映像を制作するわけにはいきません。いかなる場合も「お客様」と「依頼を受けた制作者」という関係性が念頭になければ人に満足してもらえる映像は作れないでしょう。
しかし一方で、事務的な仕事になりすぎることも、良い映像を撮る上では望ましいことではありません。「お客様」と「依頼を受けた制作者」、というよりも普遍的な(つまり『人と人』である)関係性も重要であるはずです。
ここまで語弊を恐れずに書きたいことを書いてしまいましたが、私はこのメディアフォーユーで、お客様、里田さんや社員の方との「関係性」を大事にしたいと思うわけです。
では、本日はこの辺りで失礼いたします