こんにちは。映像制作会社メディアフォーユー、スタッフの市川です。
昨日帰宅して、ユニクロのバングラデッシュ初出店を追ったNHKスペシャルのドキュメント『成長か、死か〜ユニクロ 40億人市場の賭け〜」を観ました。40億人の市場とは「貧困層」。「2020年に世界4,000店舗、売上高5兆円」を目指す柳井社長の新しい出店戦略を描いた番組です。早く寝なくては、と思っていましたが面白くてついつい全部観てしまいました。
バングラデッシュに2店舗OPENさせるも、なかなか、特に女性物の売上が伸びずに苦戦されている姿が映されているのですが、宗教の壁は「服」という分野を見ても相当大きい、と観た人全員が感じると思います。僕達の感覚で地味だと感じる物も、向こうの人には派手に。ファッション好きの若い女の子が持っている服をリサーチしても、沢山ある服は全て抑えた色合いの露出の少ない服。
しかし、それは問題の一つであって、一番大きい問題は社員の教育でした。ユニクロの肝となっている、店舗スタッフの高いサービスが全く浸透していかない。店長に厳しく指導する、日本人社員の姿が描かれます。
そんな状況の中、柳井社長に「それができなくてこぼれおちる人が出るのでは?」と質問すると、「それはでるだろう、社会は甘くない」回答。日本では、労働問題で何かと取り上げられるユニクロですが、その流れはバングラデッシュでも出てくるのかなと思った次第です。
ちなみに、ユニクロじゃないですけど、バングラデッシュで賃上げデモが起こっているらしいですね。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJE9AA00O20131111
グローバル化の波に乗り、世界一の企業を目指すのは、乗り越えるべき課題が多すぎると思った市川でした。