こんにちは。

スタッフ吉本です。

今回は、里田社長にお貸し頂きました、土井 英司：著『２０代で人生の年収は９割決まる 』の感想文を記させて頂きます。

土井 英司：著『２０代で人生の年収は９割決まる 』
http://www.amazon.co.jp/２０代で人生の年収は９割決まる-土井-英司/dp/4479793070
 

ビジネス書の類は初めて読んだのですが、希望をもらったり逆に落ち込んだりと、物語とまた違うシリアス感が感じられて、たまにはこういうのもいいものだなと思いました。

よろしければご覧ください。

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◯学ぶことと活かされる事　土井 英司：著『２０代で人生の年収は９割決まる 』を読んで

まず、本書で述べられている内容を自分なりに要約するなら、「いつ、何を学ぶかの選択で人生が変わる。」であると思う。率直な感想としては、社会人としての学びや経験が生かされるケースや、求められるケースを知れたことで、今後自分が何を学び取っていくべきなのか、考える材料が増えて良かったと思った。
本書においては、20代前半は、自我を捨てろ、奴隷になれ、徹底的に尽くせというように、一見すると頭ごなしで乱暴な言葉で語られている。しかし、これは言い方を変えれば、「先輩の編み出したシステムをなぞって学ぶ」という事なのかなと思った。
書類のフォーマットを勝手に変えてしまった新人の話しに代表されるように、先輩が苦労をして辿り着いた結果そこにあるものを簡単には否定出来ないだろうと思う。時にそれは自分あるいはチームの不利益に結びつくかもしれないが、悪い部分を含めて素直に受け止め、そこにある決まりや役割に、実直に従っていくことの重要性がそこにはあって、そのようなシステムを踏襲してみるという事が一種の学びなのかなと思う。何故そのシステムが採用され、何故そういうコミュニケーション方法が選択されたのか、そういうことを考えることは大きな学びになると思う。このように現状に対し考えを巡らせ、学び取ることは私にとって足りない部分でもあるので、意識していきたいと思った。また、常にそのような意識を持って物事に取り組む事は体力や精神力を費やす行為だとも思うので、その点に関しては覚悟しなければいけないとも思った。
また、本書においては、採用に関しての人からの見られ方を多く述べている。その中では、地頭力。素直さ。自己肯定感。など、個人の資質に関する言葉が数多く述べられている。新卒採用においては、私もなかなか自分の資質のなさを嘆いたし、無いものは仕方ない、という風にふて腐れてしまう部分もあったが、いざ自分が転職あるいは再就職などに直面した場合には、とを考えると、上記で述べた資質を補う事に時間や学習機会を投資することは今からでも可能なので、そこは前向きに捉えていきたいと思った。
しかし、現実として他社からの評価は年齢や他の人材、業界内の常識に依存する事は痛感した。いくら自分に信念があったとしても、私は同世代の人間に対して2年間の社会人経験のブランクがあるという事は痛感している。これは自分にとってはとても危機感を煽られる事実であるし、現実に本書を読む中でも、20代で頑張らないと年収がこれだけ下がる、といったよいうにある種の脅を受けているような気分にもなった。
ことハンディキャップを抱える自分にとっては人一倍の努力が必須条件となると思うので、よりいっそう気を引き締めなければならないと思った。
学びとその効率の重要性を改めて教えられた中で、現状を振り返ると自分に必要な事は「素振り」ではないのかと思った。
いつか30歳に近づき「ホームラン」を狙える時期が自分にも来るのだと前向きに考えると、細かな知識や技術の無さはやはり致命的であると思う。震災後の活動の中で、「ホームラン」を狙う事がいかに難しいかを痛感させられた。例えば、フォーカシングやカメラの構え方などの実用的な技術の習得から、データ管理や正確でこまめな連絡のような事務的なものに至るまで、些細な仕事のクオリティに気を配っていきたいと考えた。
このような「素振り」を繰り返し行い、いつか「ホームラン」を打てる人材になりたいと思う。

2013/07/15　　吉本　涼