昨日、家の近所の公園に家族と桜を見に行った。
例年この季節には、公園に渋滞ができる。
今年もものすごいひとだかりだった。
少し離れたところに、シートを敷いて、寝転がって、手作りのおにぎりを食べた。
周りでは沢山の子どもたちが、両親や友人と遊んでいた。
春の陽気と青空と子どもの歓声。のどかだった。
そんな風景を見ながら、今この瞬間にも、原子力発電所でがんばっている作業員の方々がいるんだなというようなことを思った。
日本の、もしかしたら人類の未来を背負った人たちが、どんな風に毎日を過ごしているのか、どんな気持ちで仕事に向きあっているのか、映像に残したい。心の底から思う。
掲示板に、作業員の方らしき人の書き込みがあった。
心が揺さぶられた。
原子力発所という、日本で最も取材が困難なところの、しかも緊急事態だ。
どうすれば撮影が可能になるのか?
どうすればそれを作品として発表できるのか?
全く分からない。