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ロベール・ブレッソン

お久しぶりです~

先週フランスから、短編を撮っていた時の僕のバイブルと言える本が届きました!
ブレッソン
『シネマトグラフ覚書 – 映画監督のノート』です。

日本訳はこちら→ 松浦寿輝訳、筑摩書房、1987年 ISBN 4480871128

数行で彼の考えが伝わる、自分のために書いたノートです。
何個か紹介しますね。(翻訳は僕による物なので、本を買えばきっともっと良い内容を発見できます!)

「手段が増えると、ひとつひとつを上手く使う可能性は減る」

「映画の絵は辞書の中の言葉と同じで、意味を持つには正しい位置と関係をもつべき」

「ひとつの絵が、独立しても十分何かを伝えるなら、その絵は違う絵と合わせても変わりはしない、他の絵から影響されないし影響も出来ない。すなわち、映画では使えない」(60年前の発想とは思えない斬新さ!!)

「見つめ合う二人は目を見ているのではなく、視線を見ている(だから好きな人でも目の色を忘れたりする)」

「動かずに、音を立てずに伝えられる事を全て伝えたか確認しろ」

「池から水を無くせば魚が見える(創るとは、足すのでなく引くのだ)」

「節約 (ラシーヌが息子に向って)君の字は既に知っているからサインなんかしなくていいのに」

などなど。。。
すごく極端な考えですからかなり個性的な映画ばかりですけど、映画という芸術を進ませたのはこういう人達なんだね、って思います。

↓うきうきウィッキーペディアによると↓
ブレッソン作品のDVDソフトは、(日本で)現時点で『ブローニュの森の貴婦人たち』『田舎司祭の日記』『ラルジャン』の3作品に加え、『湖のランスロ』『たぶん悪魔が』『ジャンヌ・ダルク裁判』の3点を収録したDVD-BOXが発売されている。 また、2008年5月31日には、『スリ』『バルタザールどこへ行く』『少女ムシェット』の3点を収録したDVD-BOXが紀伊国屋書店より発売予定であり、これまで多くが鑑賞困難であったブレッソン作品は、徐々に改善に向かっている。

と、今意外とホットな監督なんですね。ちなみに『少女ムシェット』が僕の初ブレッソンですっごい影響を受けました。

みなさんも是非買ったり読んだりレンタルしたりしてみてください!

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