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久しぶりにこの週末、畑に行って来ました。
晴天での冷たい風が気持良かった。
みんな育って来てます。
まずは人参。
まばらに見えてますが、間引きするためによく見ると…ある発見が!
芽が少なく競争が激しくないところは、育ちはほどほど。
一方で…
芽が密集していて、早く育たないと太陽が浴びれないところは、ものすごく育って、茂ってます。
植物も競争に打ち勝つ必要があれば、こんなに違うんですね。
現状では「大きさ」という尺度でこれほどの違いがありますが、最終的にどっちがおいしいのかで宇宙の成り立ちが分かるような気がします。
曰く、
1)競争に打ち勝ったやつだけが最高の果実をもたらす→生存競争肯定主義
2)競争なんかなく、環境的に有利なところでのびのび育ったものが、独自の果実をもたらす→階級制肯定主義
さて、自分自身をこの人参と比較してみると、競争の少ないところで平凡に育ち、無茶苦茶美味しい!とか、無農薬!とか、軌跡の栽培方法!とかではないけど、自分なりに頑張って大きくなって、普通にスーパーで3本120円で売られて、お母ちゃんが作るバーモンドカレーなんかに入れられて、人参嫌いの子どもが親に怒られながら食べられて、その子どもの栄養になるといった役割だと思います。
まあそれはそれでいい人生だと思うのです。
特別な存在というのは、メディアが商売のために求めているだけ…ということが多いもんだと思ってます。
農業をかじると、生きるということのリアルが垣間見れて面白いです。