お世話になっております。田中です。
いま自分はとある案件の編集をさせて頂いています。しかしジャンルとして初めてのものでしたので、過去の同ジャンルの映像を探し、様々なパターンを刻み、上の方に見て頂きながら進めています。今までにお会いした編集技師さんや監督に教えて頂いたのは、一度アタマからケツまで編集したら、最悪日を跨いでも良いからすぐに見ないこと。編集は限られた時間で色々試し、最善のものを見つけていく作業です。
やはり一人で編集するのと、誰かに見て頂くのとでは全然違います。編集点の意図を正確に伝えなければならないので無意識に緊張もしますし、ふとした”こうしてみたら?”に大分感動します。
ところで、編集を勉強するために見ているものの一つとして、子供の頃から映画予告を見てきました。iPodにも400近く入っております。これが組み合わせる・組み替えること、所謂「モンタージュ」を学ぶためにはかなり為になります。映画の予告編では、実際の本編の演出意図とは異なる編集を行うことで、安易ではあるもののまた別の意味を発生させ興味を惹かせる物が多々有ります。
とそれらしい事を書きましたが、要するに予告って面白いよねって話です。映画の出来はさておき(さておいちゃ駄目だけど)、予告として面白い作品も意外と良くあります。
個人的には
「わたしを離さないで」「ボーン・レガシー」「ドラゴン・タトゥーの女」「ヒミズ」
あたりでしょうか。もっと有ります。全然有ります。
最近の作品だと「ゼロ・ダーク・サーティ」のアカデミー賞ノミネート前の予告。
米国版予告の構成とは似てますが、微妙に違います。
タイトル入るタイミングなんて完璧だと思うんですけど。
米国版に関しては一発目のティーザーが最高に格好いいです。
偉そうな事を書いてすみませんでした。「ゼロ・ダーク・サーティ」公開中。